相続に関する本はかなり購入してきたが、この本が一番いい。なにがいいか。
1. 情報がよく整理され、なんだ簡単じゃないか、とすんなり理解できる
2. 視野が広い
3. 豊富な経験にもとづくアドバイス
主にこの3点だ。相続に限らず、税金とは法律に書かれていることであってそれ以上でも以下でもない。しかしその理解と実行にはまず情報をうまく整理することが大切。この点がまずすばらしい。
要は、課税対象額×税率 なんですよ。それぞれをどう下げるか? なんです。そして 相続発生の、前、後、にわけてそれぞれを考える、そういうことです、というお話にまず感動。さすが早稲田政経かつ25歳で税理士試験にパスしただけのことはある。この調子で頭を整理しつつ試験を攻略したんでしょうね。
視野の広さに関して言えば、節税に走りすぎるとどうなるか、納税力とのバランス、争族の回避方法、などなど。
もちろんこれは経験の豊富さによって得たところも多そう。相続人(お父様など)がその場にいるつもりで相談せよ、とか、特例を使うにはどうしたらよいか、という軸をまず設定してから相談を開始せよ、といったアドバイスはさすが100件超!
さらにこのDVDを見て多くの人が注意すべきだと思ったのが、最近はやりの相続キットなどもそれだけで完結させると危険かもしれないということ。つまり争族は回避できるだろうが、税金で大損していたり、相続税を払う金がなくなっていたり、ということになりかねないわけ。もちろんこのDVDでも遺言書の効用については再三述べられているが、視野を広くとらないと危険ということを教えられた。
さらに付け加えるとしたら、DVDだから本とちがってみんなで見られるという点もあげておきたい。
被相続人で集まって見ると理解レベルがとりあえず統一できてよい。これは争族回避にもっとも有効かもしれない。