今年初めに二人組になった東方神起の「Why」に惹かれ、
韓国アルバムを購入しレビューを書かせていただいた者です。
韓国のポップスなど興味もなく、5人組時代も知らなかった私は「びっくりしました」と
内容のレベルの高さに対する驚きをタイトルで書いた記憶がありますが、今回の日本のアルバムを聞いて
またまたびっくりしてしまいました。
正直、今年になって披露しているダンスミュージックと、おそらく初めて録音されたであろうJ−POP的なバラードが
中途半端に入り乱れ、コンセプトのないアルバムになるのではないかとの危惧があったが、それは無用に終わったようです。
童謡のように日本的なイントロダクションでの不意をつく正統な歌唱から、今のsmっぽさ全開の「B.U.T」の言葉たくみな壮絶なラップ
("クリームパイ キャラメルマキートみたいにsweetとろける君とin the zone"の下りは舌を巻く)、
個人的にその大サビで毎回鳥肌が立つ「Duet」の確かなハーモニー、
CMにも使われドラマチックで強い歌唱が印象的な「Back to Tomorrow」
「Why」に始まり「SUPERSTAR」まで畳み掛けるよう4曲続く馴染みのヒット曲。
6分以上の長さを感じさせないほど、静かにしかし表情豊かに歌い上げられた「シアワセ色の花」、
明日へのみなぎる想いを表情豊かに、まったく別のアプローチで表現した「Easy Mind」と「Weep」。
5人時代のヒット曲をセルフカバーした「Somebady To Love」。
などなど、すべての楽曲の完成度に、再び嬉しい驚きを感じています。
私には、さまざまな苦しみを背負うことになった2011年の日本に向けて、「そばにいます。大丈夫です」と語りけるような
全体に漂うやさしさ、温かさ、強い意志に、胸を打たれました。
今年私が聴いたすべてのアルバムの中でも最高レベルのものだと思います。