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【文庫】 風俗依存症―私が本当の居場所を見つけるまで― (文芸社文庫 お 2-1)
 
 

【文庫】 風俗依存症―私が本当の居場所を見つけるまで― (文芸社文庫 お 2-1) [文庫]

大庭 佳奈子
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

<私が風俗に飛び込んだきっかけは、実に簡単な動機だった。ほんの少しの“現実逃避”と、ちょっとしたきっかけさえあれば、勢いで誰でも入れる世界なのである>。自分の居場所を探し求め続けた元・高級ソープランド嬢の衝撃のエッセイ。心の空虚さを埋めるため、高級ソープランドのナンバーワンを維持し続けた著者が、性風俗業の内情と、風俗に依存する自身の弱さ、そしてSEXによるガン宣告を受けてから引退、結婚を決意するまでの心の軌跡を赤裸々に綴る。

登録情報

  • 文庫: 158ページ
  • 出版社: 文芸社 (2011/6/2)
  • ISBN-10: 4286109259
  • ISBN-13: 978-4286109251
  • 発売日: 2011/6/2
  • 商品の寸法: 15 x 10.4 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 210,326位 (本のベストセラーを見る)
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19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ソープランドで働いた女性の自叙伝。平易な文章で1時間ー2時間もあれば読める内容。慄然とさせられたのが「セックスワーク」の依存性。これには心底恐怖を覚えた。

著者は子宮ガンをわずらい、「他人に体を売っていた」著者を受け止めてくれた配偶者と配偶者の親の理解を得ても、時々風俗業界に戻りたいという思いを自らの内部に感じる。のどがひりつくほどの「渇き」を覚え、それが異様に亢進していく様が正直に書かれている。ヘロインなどの非合法ドラッグを思わず連想してしまった。

もうひとつ。セックスワークには「卒業」などというものは実はない、という印象もこの本から受けた。「風俗で働いていたことが知れたら・・・」という不安は人生で何かを決断する場合、強い拘束となる。この「不安」に終わりはない。「墓場まで」である。
進級しても進級しても卒業式が「絶対に」行われない学校に入学するようなものか。「その日」は「絶対に」こない。

風俗で働くのは「これ以外に選択肢は間違いなくない」と「確信」してからのオプション(選択)であるべきだと痛感する本。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TAKERU トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
血の繋がりは常識ほど強くないのだろう。家庭の不和に巻き込まれ、拠り所を失った著者は、
強くなって自信を持つことを願った。職を変えながら、最終的に風俗の世界に身を転じ、
その職業故か20代半ばにして、癌になる。
途中、理解してくれる男性との出逢いがあり、風俗の世界で現実を忘れることも叶わなくなった。

ちょっとしたきっかけで、心が砕かれてしまう。自分の気性も関係しているのだろう。
その後、どうなっていくかは友人の影響や出逢いにも左右される。
著者は癌と共にあるものの、後悔はしていない。後悔するのは、似た境遇の人に
気持ちを伝えられなかったときなのだろうか。
このレビューは参考になりましたか?
65 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
男の弱さ… 2007/3/16
形式:単行本
著者は元風俗嬢(ソープ、ヘルス)。菜摘ひかるは仕事に殉死したが、酒井あゆみや彼女は生き残って、こうして著作を残し続ける。だがHPVに感染し、子宮頸ガンを患うという代償を払った。

男性はなぜ風俗に行くのか。性処理? 疑似恋愛? スケベな欲望を満たすため? 好奇心?

多分、全部当たっているんだろう。

でも、以下の記述が、一番的を射ていると思う。

「風俗に足を運ぶお客さんも、その生活すべてに大満足なら、風俗は必要ないように思う。なにかの隙間を埋めたいから風俗に行くのではないか。それは寂しさであったり、欲望であったりで、非現実の世界を求めるのではないだろうか?/ 男性はそんな心の隙間を埋めるのに、ふつうの自信満々で輝いている女性相手だとパワーが強すぎて、弱さをさらけ出せないというか……安らげないというか……。そのような心境で、男性は風俗に出向くのではないだろうか」(P96)

でもさ〜、女だって命張ってるから輝けるんだよ。もちろん、心の隙間だってあるんだよ。でも女には一般的に性風俗ってものがないから(出張ホストはまだ敷居が高い)、そういうとこに逃げられないの。踏ん張るしかないんだよ。男って、ホントに弱いなあと思う。

著者もワーカホリックで、風俗個室という限定空間における距離のあるつきあいこそが好きで、何度も「風俗こそは私の居場所だと思った」と繰り返している。菜摘ひかるや酒井あゆみに、この点でも似ている。(図)
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