「遮光器土偶は宇宙人をかたどった神像である」というのは真っ赤なウソだが、
この像を見たときに心かき乱す不安感に襲われるのはなぜだろう。
人体の各部分のデフォルメが、日常性を欠如させるほうに、傾いているからである。
と、私は思う。
本書で取り上げられている日本史上の偽説は、
なぜ偽説が生まれたかの背景を知れば、
それがある意味で日本史そのものだということがわかる。
つまり遮光器土偶はなぜ宇宙人に似ているのか、
それが日本史だということだ。
残念ながら、本書で取りあげられている項目は旧聞に属するものがほとんどである。
取りあげられている項目は旧聞に属するものがほとんどである。