現在のポピュラーミュージックの礎を築いた偉大なるレス・ポールへのトリビュートということで行われた、“地上最高のギタリスト”ジェフ・ベックのロックン・ロール・ライヴ。
普段は2万人前後の観衆の前で演奏している彼が、たった200人を相手にステージに立つとあって本番前から相当の注目を集めていましたが、実際にそれを現地で体験できた方たちのことが僕は本当に本当に羨ましいですw
2〜3年前にマネージャーが変わって以来、それまでの世界的な彼に対する気難しいというイメージもかなり払拭でき、さらにクラプトンとのジョイント・ライヴをはじめこれまでならば考えられなかったような舞台で彼の演奏を目にすることも増えたと思います。
また、久々に鍵盤奏者が固定出来たことやタルという素晴らしい才能が現れたことが、彼にとってかなりのモチベーション上昇に繋がったのでしょうか、ここにきて更にギター一本での表現力に恐ろしく磨きが掛かったと思います。
そんな現在の彼が自身のルーツであ50年代の所謂“オールディーズ”を演奏するわけですから、ファンからしたら悶絶モノなわけです・°・(ノД`)・°・
レス・ポールの代表曲はもちろん、得意の“The Train Kept A Rollin”やシャドウズの“Apache”など彼にしか出来ない演奏が立て続けに披露されていきます。
また、今回ヴォーカルを務めたイメルダ・メイの素晴らしいことといったら・・・
あれほど音楽に対する愛情を純粋にむき出しにしながら歌っている人を久々に見ました。
誰よりも歌が巧く、そして美しいのですから、今後もっともっと評価を高めていって欲しいです。
今回もゲストが豪華でしたが、個人的にはトローンボーン・ショーティに度肝を抜かれました。
“Peter Gunn”での彼のソロ!
あういうアーティストが成功できる土壌が未だに存在するアメリカという国の懐の深さというのでしょうか、とにかくそういったところには毎回驚かされてばかりです。
本当に素晴らしい161分でした。
今回のステージの経緯についてなどのインタビューやレス・ポールとジェフが共演したときの模様など得点映像も非常に充実していますが、中でもジェフが自宅で自身のギターコレクションについて語るところは必見です!
ロカビリーにおける様々な奏法についてやマカフェリでのジャンゴ・ラインハルト風の演奏などなど彼は“ギター小僧”っぷりは、放っておいたら永遠に続けるのではないかと心配になるほどですw
と、ここまでざっと書いてきましたが、やはり百聞は一見に如かず。
「ロックン・ロールなんて古臭い」と思っている方でもコレを最後まで観てもらえれば、きっと終盤の“Rock Around The Clock”に辿りついた頃には身体が勝手に動いているはずです(^^)