ひさびさに楽しくなるライブを見ました。途中中だるみのするライブが多い中、最後までテンションが高いまま最後まで楽しく見れました。
プレスリーのロックンロールナンバーから始まり、途中ヤードバーズでもおなじみの「トレイン・ケプト・ア・ローリン」をはさみ、ライブのハイライトとなるイメルダ・メイが登場します。
ここから空気感ががらりと妖艶な雰囲気に変わってきます。なんといってもこのライブはベックはもちろん、立役者はイメルダ・メイです。
前作のエモーション・アンド・コモーションでも2曲ほど歌っていますが、その時も気になっていたシンガーですが、今回映像で見て数倍も好きになってしまい即CDを購入しました。
歌がうまいのは当然ですが、全体から醸し出される人を引きつける魅力というかセクシーさは、かのモンローを思わせるものがあります。
それと今回レスポールとメリーフォードの雰囲気を出すために、事前にコーラスパートを録音しておいて、ライブでハモるということをやっている所もすばらしい。
なぜ今までメジャーになっていなかったのが不思議に思います。聞けばボーカルのダレルの奥さんだとか。バンドの息もぴったりです。(バックの演奏もうまい。特にドラム)
それにしてもベックは本当に楽しそうです。会場もキャパは100人位の所に200人近い人が入っているそうで会場全体が一体となって盛り上がっています。
ギターもES-175からデュオ・ジェット、レスポール、テレキャス、ストラトと曲によっていろいろと使い分けていきます。なかでも前作でやっていた「クライ・ミア・リバー」をバーニーケッセルばりにイメルダのボーカルをたてて弾きこなすところは、ただすごいとしかいいようがありません。もちろんレスポールの曲は完全以上に再現しています。何でも弾けるんですね。早弾きを売りにするギタリストが多い中、このひとはまさに歌心というかエモーショナルさを大切にしているところが、他のギタリストと次元が違います。まさに決して過去の人にならずに常に進化続ける唯一無二のギタリストだと思います。
このライブ映像、BD版で見たんですが比較的暗い照明だとは思いますが、とてもきれいな映像でした。それとCDも同時に購入したんですが、やはり時間の関係で何曲かはカットされています。DVDの方がコンプリートだと思います。両方揃えるのがベストだと思いますが、どちらかといえばDVDの方をおすすめします。絶対楽しいです。
最後に前作の「エモーション・アンド・コモーション」、グラミー賞にノミネートされていましたが残念ながら受賞できませんでした。残念!