物語はアトス、ポルトス、アラミスの三銃士とミレディの4人でお宝探し的な所から始まる。三銃士メンバー各人の特技が分かるシーンもあるのでキャラクタ―性も理解しやすいと思います。ミレディ役のミラ・ジョヴォヴィッチがドレス姿で罠を交わすシーンなども冒頭から見所でしょうか。
少し時が空いてダルタニアンが三銃士の仲間に加わりますが、その過程で一歩間違えば命は無かったような勢い余る青年として登場。そして、ダルタニアンとコンスタンス(アンヌ王妃の侍女)との出逢いもあり、やがて…。
邦題サブタイトルにもある「王妃の首飾り」が、権力の座を奪おうとしている者の鍵を握る品。その「王妃の首飾り」をとある女性が宮廷から盗む仕事ぶりも妖美かつ華麗なシーンですね。ルイ13世とアンヌ王妃が若い不安定さも感じる雰囲気がよく出ているキャスティングだなとも思いました。
舞台背景の面ではフランス建築物のレプリカが多いドイツでのロケ撮影に加え、空飛ぶ飛行船のシーンでは3DCGを駆使して造られており、自然に物語にも集中できました。特に物語終盤のダルタニアンとロシュフォール隊長の高い屋根の上での対決もハラハラです。
全体のストーリーとしては大きな捻りは無いです。しかし、基本はシリアスで時にはユーモアも挟みながらアクションシーンも盛りだくさんでジェットコースター的に次から次へと展開するので、観ていて中だるみも感じません。三銃士の物語としてはどうとか、実在しない飛行船は…とかはあまり難しく考えないでエンターテインメントとして幅広い層に楽しめる作品と思います。