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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
こんなイタリア軍本を待っていました,
By 森びと (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 【ミリタリー選書13】イタリア軍入門 1939~1945 (第二次大戦を駆け抜けたローマ帝国の末裔たち) (単行本(ソフトカバー))
今までドイツ軍の戦史本は数多く出版されていますが、イタリア軍の戦史や兵器についてちゃんと正面から書かれた本が全く無かったので、興味深く読めました。戦いに負けるべくして負けた理由もわかりますが、人間魚雷や空挺部隊、騎兵部隊などの意外な戦果や活躍などの全く知らないエピソードも多数掲載されていてイタリア軍をちょっと見直しました。 また兵士の食事や娯楽、宗教まで解説され、軍装についても相当ページを割いているので、もはや「入門書」を越えた一冊。これでかなりイタリア軍について理解できました。
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
弱いだけではなかったイタリア軍,
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レビュー対象商品: 【ミリタリー選書13】イタリア軍入門 1939~1945 (第二次大戦を駆け抜けたローマ帝国の末裔たち) (単行本(ソフトカバー))
昔、こんな話を読んだことがある。一人の日本人がドイツへ旅行に行った。とある町を訪れたときに初老のドイツ人の紳士が近づいてきて、「日本人か?」と確かめると、耳元でこうささやいた。「次はイタリア抜きでやろう」。 まあ、こんなジョークが成り立つくらい、第二次世界大戦のイタリア軍はパッとしなかった。連敗続きに何度もヒトラーを怒らせることになったのは有名な話だ。しかし、イタリアは三国同盟の一角を占めており、強かったか弱かったかはさておくとしても、やはりその歴史は第二次世界大戦の理解に欠かせない。その点で、本書はなかなか貴重な存在である。 イタリア軍が関与した主要な戦いとその変遷。陸海空の装備。編成。なかなか詳しい内容になっている。工業力が貧弱だったことと準備不足。国力と不釣合いな方針。レーダーなどの新技術の対応の遅れ。物資の欠乏。軍事産業育成におけるビジョンの欠如。そんな苦しい状況の中、一部の部隊はそれなりに勇敢に戦ったこともわかる。敵戦車への肉弾攻撃は日本軍の戦史では当たり前だが、イタリア軍でもそんな命知らずの戦いをしている部隊があったのかと、ちょっと驚いた。それなりの戦力があった筈なのにダメダメだったイタリア海軍も(失礼!)、特殊部隊はなかなか健闘している。また、東部戦線に投入されたイタリア軍の総数は23万人にも上っていたとは知らなかった。極東輸送任務に就いて、最後は日本に接収された潜水艦についての紹介もある。 イタリア軍独特の悲劇として、連合軍のイタリア侵攻とそれに伴う降伏以降は、連合国軍の一部として戦った南王国軍とファシズムの生き残りによって創設されたRSI軍(イタリア共和国軍)という形で途中から敵味方の2つに分かれた戦いを強いられるようになったことが挙げられる。その経過と様子にも詳しい。ファシスト側に最後までついた部隊の兵には、戦後に厳しい粛清が待っていたという話は痛ましい。 イタリアの目線から第二次世界大戦というのは何だったのかということを振り返ることができるという点においても、有意義な一冊だった。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
充実の一冊。但し歴史の基本知識は必要。,
レビュー対象商品: 【ミリタリー選書13】イタリア軍入門 1939~1945 (第二次大戦を駆け抜けたローマ帝国の末裔たち) (単行本(ソフトカバー))
「入門」なんてものではありません。王制期から、サロ共和国、連合軍側の南王国軍まで、イタリア軍の兵装と兵器をほぼ網羅していると言えます。ですので、第二次世界大戦の基本的知識があった方が、より理解も深まります。巷間では、「イタリア軍は弱かった」「アフリカ戦では、ドイツ軍の足手まといになった」等と言われておりますが、決してそのような汚名を着せられるばかりではなかった勇敢・勇戦、敢闘した事実も書かれており、認識を改めました。 また、「特攻」兵器−人間魚雷、モーターボート(日本で言えば「震洋」みたいなもの。但し脱出できる。)もあって、驚かされました。この考え方が、日伊で共有されていれば、日本の海上特攻の成功率・生還率も高くなったろうに、と悔やまれます。不思議な事に「特攻」に関しては、ヒトラーは冷淡でした。逆にムッソリーニは神風特攻を賞賛しています(ミラノ・リリコ劇場での演説)。その点でも、イタリアとの指揮系統や兵器情報交換がもっと頻繁に行われれば(事実、イタリア軍籍の潜水艦が日本に回航され、「伊号」にされたことも書かれています。)三国同盟の意義がより活かせたと思います。それにしても、「よくぞ集めた」と思われる貴重な個人所有の写真が多く掲載されており、著者の「執念」が伝わってきます。強いて惜しい点を挙げれば、ムッソリーニの写真が少ないことです。尤もこの本はあくまで「イタリア軍」入門なので、仕方ないのですが。いずれにしても、戦史に興味のある方、買って損はない本だと思います。
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5つ星のうち 5.0
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投稿日: 3か月前 投稿者: 小窪兼新
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