原題は「Human stain」で直訳すれば「人間の染み」。
人の心の奥にある、醜い影をさらけだす話です。
といっても、普通に暮らしていれば誰にも見せずに済んだ(自分でも気づかずに済んだ)一面なのに、
予想外の事態に直面して、選択を迫られ、あげくにしかたなく選んだその行動を「染み」と言われても・・・という気はします。
原作を未読なのでよくわかりませんが、テーマが重い分
全体的にオフビートで、淡々と人間の尊厳とか、人種差別の問題とかを
語られるので、ぶっちゃけ爽快感にはかなり欠けます。
ですが、キャスト陣がメチャクチャ豪華・演技派揃いで、
画面を見ているだけで圧倒されます。
アンソニー・ホプキンス、ニコール・キッドマンは言うまでもなく、
エド・ハリス、そして何といっても、ゲイリー・シニーズ!
登場した途端から、何かツラい事情をかかえていそうな(笑)存在感が、個人的には超好みです。
アンソニー・ホプキンスの役について、
ネタバレになるので、絶対に見てから知って欲しいのですが・・・
「そんな人」って、実際に居るんだ、と驚きました。
劇場公開時はミニシアター単館系ながら、テーマのせいもあってか年配の夫婦層で満席でした。(関西の話ですが)