第1章の「青春18きっぷの旅コースガイド」では、夏の海を眺めにゆく、緑豊かな山麓を走る、森と渓流を楽しむ、にっぽんの里山をめぐる、小京都・小江戸を歩くなどのテーマをかかげ、東京発、大阪発、名古屋発など30のコースを提示しています。沿線の写真、地図、発着時刻、路線名、列車番号などが掲載してありました。
「青春18のびのびきっぷ」の頃からずっと愛用している者です。鉄道ファンに関心の高い「青春18きっぷ」を使用した電車や列車の乗り継ぎなどの利用方法など、割安感のある路線の乗車ルポを楽しく読みました。主な駅で降りて観光できるような組み方ですので、利用価値は大でしょう。なお列車時刻は2010年5月号で組んであります。
第2章の「ローカル線のコースガイド」では、最北端の宗谷岬へ北上する 宗谷本線、湿原とタンチョウを車窓に 釧網本線、カモメの群れとぶ終着駅 留萌本線、日本海の波しぶきをあびて 五能線、三陸リアス海岸へのプレリュード 八戸線など、旅情豊かな全国のローカル線をそれぞれ見開き2ページ紹介してありました。
第3章 青春18きっぷの楽しい使い方、第4章 青春18きっぷ裏ワザ、第5章 青春18きっぷ旅行術という章立てになっています。基本的な知識や知っておくとお得ですよ、という情報が掲載してあります。18きっぷ愛用者に取っては特段珍しい内容ではありませんが、復習の意味で読みとおしました。
書名にあるようにローカル列車の旅を中心に書かれています。沿線の紹介、観光案内、臨場感のある写真などで、読み飽きないような工夫が施してありました。なお、筆者の芦原伸氏は、鉄道ジャーナル社を経たジャーナリスト、紀行作家です。全国各地のローカル線の魅力を知っているからこそ、このような本が表せるのでしょう。