商品の説明
脳から心の地図を読む
脳の画像診断の発達、ゲノム研究などから、精神疾患の新しい治療法・予防法が生まれつつある。この本は、脳と精神疾患の研究者である著者が、神経科学の面から精神疾患について解説した入門書だ。精神疾患が伝統的な精神分析理論で解釈されていた1980年代前半から、著者は、精神疾患は脳の病気であるとする一般向けの解説書を書いていた。「脳から心の地図を読む」は、その後20年の発展を記したものと位置づけられる。
脳の画像診断の発達、ゲノム研究などから、精神疾患の新しい治療法・予防法が生まれつつある。この本は、脳と精神疾患の研究者である著者が、神経科学の面から精神疾患について解説した入門書だ。精神疾患が伝統的な精神分析理論で解釈されていた1980年代前半から、著者は、精神疾患は脳の病気であるとする一般向けの解説書を書いていた。「脳から心の地図を読む」は、その後20年の発展を記したものと位置づけられる。
この本では、統合失調症、気分障害、痴呆などの疾患が、最新の研究成果とともに説明されている。それと合わせて、疾患関連遺伝子の探索や脳の機能イメージングなどの、先端的な研究成果の解説もなされる。各疾患の解説の導入部にある、ドキュメント風の症例紹介は、現代の米国の精神疾患患者が置かれた状況を示すものとして興味深い。
(日経バイオビジネス 2005/01/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
21世紀は、脳と心の世紀。心の病いは、神経科学の進展で克服できる!脳画像を用いた心/脳研究の第一人者にして、PTSD(外傷後ストレス障害)概念の提唱者である著者が、科学ライターの手腕で描き出す、専門家にも情報豊かで素人にも面白い、脳科学最前線。
内容(「MARC」データベースより)
心の病いは、神経科学の進展で克服できる! 脳画像を用いた心と脳研究の第一人者で、PTSD(外傷後ストレス障害)概念の提唱者でもある著者が科学ライターの手腕で描く、専門家にも情報豊かで素人にも面白い脳科学最前線。
出版社からのコメント
◆脳イメージングが開く心理解の最前線!◆ 前著『壊れた脳』(邦訳『故障した脳』紀伊國屋書店)で、日本でもよく知られた精神病の世界的権威、目覚ましく発展している「脳イメージング技術」の第一人者でもある著者が、この技術による脳の研究から、心の地図はどこまで見えてきたか、そこから、うつ病や統合失調症、アルツハイマー症候群などの治療の可能性はいかに広がりつつあるかを、情報量豊かに、しかもリーダブルに説いた新著です。監訳者もまたこの分野の日本の第一人者。精神医学の専門家や心理臨床士、脳に関心をもつ一般読者まで幅広い読者の期待にこたえます。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アンドリアセン,ナンシー・C.
アイオワ大学精神医学教室教授。米国精神医学会機関誌の編集長。DSM‐3およびDSM‐4を開発した専門委員会メンバー。脳画像(MRIやPET)を用いた統合失調症や心/脳の仕組みの研究における第一人者であり、PTSD(外傷後ストレス障害)概念の提唱者でもある。ナショナル・メダル・オブ・サイエンスはじめ、多くの賞を受賞
武田 雅俊
佐賀県生まれ。昭和47年ダートマス大学(米国ニューハンプシャー州)卒業。昭和54年大阪大学医学部卒業。昭和58年大阪大学大学院卒業、医学博士。昭和59年大阪大学精神医学教室助手。昭和60‐62年フロリダ大学神経科学部門およびベイラー医科大学分子生物学部門にてリサーチフェロー。平成3年大阪大学精神医学教室講師。平成8年同教授。現在、大阪大学大学院医学系研究科・ポストゲノム疾患解析学講座・プロセシング異常疾患(精神医学)分野・教授。日本精神神経学会、日本神経精神医学会、日本神経精神薬理学会、日本生物学的精神医学会、日本老年精神医学会、日本痴呆学会、日本未病システム学会などの理事。精神神経学雑誌、Psychogeriatrics、Schizophrenia Frontier、Cognition and Dementia編集委員長。臨床精神医学、老年精神医学雑誌、神経精神薬理学雑誌、脳21などの編集委員。研究の主な関心領域は痴呆脳の神経科学。アルツハイマー病の病因・病態・診断マーカー・治療法の開発に関する研究、および、精神疾患における認知機能と行動異常の神経科学的研究
岡崎 祐士
熊本県生まれ。昭和45年東京大学医学部医学科卒業。昭和46年東京大学医学部助手(精神医学教室)。昭和62年長崎大学医学部助教授(精神神経科学教室)。平成5‐6年米国アイオワ大学精神科留学(文部省長期在外研究員)。現在、三重大学医学部教授(精神神経科学教室)。日本精神神経学会理事、日本精神科診断学会理事長、日本精神行動遺伝医学会理事など。「こころの科学」監修者、臨床精神医学編集委員。Psychiatry and Clinical Neurosciences field editor。研究の主な関心領域は統合失調症の発症脆弱性の双生児法・遺伝医学的・神経科学的研究、および発症予防の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
アイオワ大学精神医学教室教授。米国精神医学会機関誌の編集長。DSM‐3およびDSM‐4を開発した専門委員会メンバー。脳画像(MRIやPET)を用いた統合失調症や心/脳の仕組みの研究における第一人者であり、PTSD(外傷後ストレス障害)概念の提唱者でもある。ナショナル・メダル・オブ・サイエンスはじめ、多くの賞を受賞
武田 雅俊
佐賀県生まれ。昭和47年ダートマス大学(米国ニューハンプシャー州)卒業。昭和54年大阪大学医学部卒業。昭和58年大阪大学大学院卒業、医学博士。昭和59年大阪大学精神医学教室助手。昭和60‐62年フロリダ大学神経科学部門およびベイラー医科大学分子生物学部門にてリサーチフェロー。平成3年大阪大学精神医学教室講師。平成8年同教授。現在、大阪大学大学院医学系研究科・ポストゲノム疾患解析学講座・プロセシング異常疾患(精神医学)分野・教授。日本精神神経学会、日本神経精神医学会、日本神経精神薬理学会、日本生物学的精神医学会、日本老年精神医学会、日本痴呆学会、日本未病システム学会などの理事。精神神経学雑誌、Psychogeriatrics、Schizophrenia Frontier、Cognition and Dementia編集委員長。臨床精神医学、老年精神医学雑誌、神経精神薬理学雑誌、脳21などの編集委員。研究の主な関心領域は痴呆脳の神経科学。アルツハイマー病の病因・病態・診断マーカー・治療法の開発に関する研究、および、精神疾患における認知機能と行動異常の神経科学的研究
岡崎 祐士
熊本県生まれ。昭和45年東京大学医学部医学科卒業。昭和46年東京大学医学部助手(精神医学教室)。昭和62年長崎大学医学部助教授(精神神経科学教室)。平成5‐6年米国アイオワ大学精神科留学(文部省長期在外研究員)。現在、三重大学医学部教授(精神神経科学教室)。日本精神神経学会理事、日本精神科診断学会理事長、日本精神行動遺伝医学会理事など。「こころの科学」監修者、臨床精神医学編集委員。Psychiatry and Clinical Neurosciences field editor。研究の主な関心領域は統合失調症の発症脆弱性の双生児法・遺伝医学的・神経科学的研究、および発症予防の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
われわれは現在、精神疾患の原因とメカニズムに多様な異なるレベルから光を当てる、新しい強力な技術をいろいろと手にしている。それはたとえば分子遺伝学と分子生物学であり、ゲノムをマッピングし、心と脳を含めてさまざまな病の遺伝的基礎を解明するために用いられている。加えて神経イメージング技術があり、生きたままの脳を視覚化し測定することができる。精神科医は、多くの人が信じていたようには人の心を読むことはできないが、神経イメージングの道具を用いて、心が考え感じるのを見ることができる。ゲノムのマッピングと並んで、脳の詳細が地図に起こされつつある。この二つの知識領域の収斂こそ、今現在、医学とメンタルヘルス領域に起こりつつあるもっともエキサイティングなできごとのひとつである。この収斂によってすでに、精神疾患の原因と治療の両方に関する考え方が変化している。(「まえがき」より)