この本では、統合失調症、気分障害、痴呆などの疾患が、最新の研究成果とともに説明されている。それと合わせて、疾患関連遺伝子の探索や脳の機能イメージングなどの、先端的な研究成果の解説もなされる。各疾患の解説の導入部にある、ドキュメント風の症例紹介は、現代の米国の精神疾患患者が置かれた状況を示すものとして興味深い。
(日経バイオビジネス 2005/01/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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最も参考になったカスタマーレビュー
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
心は脳から作られる---されど心は心,
By 柿すずめ (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 『脳から心の地図を読む』 ――精神の病いを克服するために (単行本)
精神疾患への差別と偏見と戦いながら、心と脳の病気を研究し治療してきた著者の温かい人柄が全編を通して感じられた。最近の精神疾患についての研究成果も興味深かったが、心を支配する可能性のある精神科医として、医療と心の問題・社会との関連についての考察の部分が、示唆に富んでいた。統合失調症を中心とした研究成果やメカニズムについての説明が多く、文章は分かりやすいが内容は専門的で、ある程度の基礎知識が必要だろう。個々の精神疾患の詳しい症状や治療法QandAなどについて知るのには適当ではない。
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