本BD購入前に50-70年代の海外特撮の名作を幾つか拝見したが、円谷特撮はやはり独自路線の素晴らしい味があり、怪獣の造形、中島春雄氏、古谷敏氏を始めとするスーツアクターの演技、尾や触手の操演、電飾、火薬効果、ミニチュア製作他多くのスタッフが一体となった内容は現在再現不可能の貴重な物だ。
東宝との強いコネを最大限に利用して、フッテージフィルムから、モンスタースーツ他、映画用の贅沢な素材を惜しげもなく流用できたのも大きい。
懸念していたカラーリングは、怪獣達の新たな皮膚感が醸し出されていたのは驚きだった。
特に子どもの頃はパゴスから発せられる破壊光線が作中、台詞で「金色の虹」と表現されながらも、白黒だったのが悔しく、この度カラー版でその色彩を確認出来たのが何よりも嬉しかった。
モノクロ版もHDで併録されており、カラー版と比較できるのも味な仕様。
脚本・演技も含めたトータルでも現在観て胸が躍る事が再発見出来たのが何よりも嬉しい。
最近、東映特撮に比べてちょっと元気が無い円谷プロたが、今後も一花、二花咲かして欲しいと心から思った。
後、もう少し廉価になって、若いファン層にも求めやすくなれば文句無し。
特撮を愛する皆様には大いにお薦めです。