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『百科全書』と世界図絵
 
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『百科全書』と世界図絵 [単行本]

鷲見 洋一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

近代の水源=「啓蒙」の忘れられたダイナミックスを再生する。メディアの革命とコスモスの崩壊に面した転換期。世界像を更新しようとする人間性の不思議を追い、テクストと図像と映像のコラボレーションで描く、失われた「啓蒙」の物語。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

鷲見 洋一
1941年生まれ。専攻、18世紀フランス文学・思想・歴史。慶應義塾大学大学院博士課程修了。モンペリエ大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授、同大学アート・センター所長を経て、中部大学人文学部教授。慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 317ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/11/27)
  • ISBN-10: 4000019481
  • ISBN-13: 978-4000019484
  • 発売日: 2009/11/27
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
 巧みな話しぶりに感動しながら、引き込まれる。特にコラム形式で関連する話題が挿入されており、これが大変良い効果がある。
 博物学と書誌学の関係とか、索引や相互参照(cross reference)の機能、それとアーキヴィストとの指摘は大変興味深い。アーカイヴズはフーコーのアルシーヴに通じており、人類の知の保存形態であるMLA(Museum, Library & Archives)の関係性を百科全書の編集とその検証作業をデジタルで進める著者のライフワークを余すことなく語る。
 その一方で、モンペリエ大学で学位取得の指導教員を担当されたプルースト教授夫妻の滞日活動を支援され、その夫妻の横顔をコラムで描かれ、これもまた大変興味深い異文化交流である。
 知識論に関心をお持ちの方や図書館員には必読書であろう。蔵書との戦いと図書館機能に関する言及もあり、さらには日仏の映画を踏まえた議論は素人にも判り易い説明で著者の豊かな見識が垣間見れる。実に楽しく読める百科全書学の展開である。デジタルで蘇える知の啓蒙形式百科全書の秘密を開陳した貴重な1冊である。
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