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『新約聖書』の誕生 (講談社選書メチエ)
 
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『新約聖書』の誕生 (講談社選書メチエ) [単行本(ソフトカバー)]

加藤 隆
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

イエス没後、『新約』成立までなぜ300年も要したか。まぜ相矛盾する四福音書が存在するのか。「異端」活動の果実を巧みに取り入れた「キリスト教主流派」が、聖なる「テキスト共同体」を創り出すまでを描く。

内容(「BOOK」データベースより)

イエス没後、『新約』成立までなぜ300年も要したか。なぜ相矛盾する四福音書が存在するのか。「異端」活動の果実を巧みに取り入れた「キリスト教主流派」が、聖なる「テキスト共同体」を創り出すまでを描く。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 286ページ
  • 出版社: 講談社 (1999/8/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062581639
  • ISBN-13: 978-4062581639
  • 発売日: 1999/8/10
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 376,711位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
イエスキリストの生涯は良く知られているが、その後キリスト教が発展してローマ帝国に広がるところはあまり良く知られていない。この本は新約聖書の誕生に焦点をあてて、初期キリスト教の発展を詳しく説明している。イエスは文書なしに布教をした。初期の教会主流から分派した「ヘレニスト」によって最初の聖書であるマルコ福音書がギリシア語で書かれる。その後パウロが教会主流とたもとを分かつが、パウロの書簡は権威あるものとされる。さらに2世紀半ばにマルキオン派が独自の文書集を作るが、「異端」として退けられる。しかしこれを機に教会主流派は聖書を作成する。このように、教会主流派が異分子を排除しつつ、そこから学んでいく過程は興味深い。ローマ帝国の歴史も必要に応じて触れられているの!で、時代背景もよくわかる。文章はややくどいが、明晰である。
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27の文書集 2011/10/4
形式:単行本(ソフトカバー)
新約聖書は4つの福音書、使徒行伝、パウロ書簡集、公同書簡、ヨハネの黙示録で成り立っている。
パウロ書簡集のうちいくつかはパウロの真筆ではない可能性が高い?
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19 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
ステファノに関する情報は使徒行伝に頼る。行伝のステファノに関する記述を信じるなら、ペテロたち12人と対立関係にあったなどとの推論は無理であろう。さらにステファノたち7名がヘブライ語系信者とギリシャ語系信者(これを著者はヘレニストと呼ぶ)への公平な食糧分配のために使徒たちから任命されたのであれば7名全員がヘレニストと考えられないのはいうまでもない。半数くらいはヘブライ語系信者であったであろう。ステファノはペテロたち使徒の信頼が厚かったためリーダーとされたのであればヘブライ語系信者とするほうが自然である。名前はギリシャ的であってもヘレニストという根拠にはならない。バルナバはヘブライ名であるがヘレニストと思われサウロもヘブライ名であってギリシャ語を日常語とするディアスポラであった。ステファノのサンヘドリンでの弁明はヘブライ語で行ったとしか思われず著者のように名前だけを根拠にヘレニストと断ずる短絡性には無理があろう。ステファノに関しての報告で重要な事実はサンヘドリン議員祭司サドカイ人やパリサイ人に向かい「あなたがたはトラーを守っていない」と糾弾した点であろう。この一言でパリサイ人たちは激こうし、ローマの禁令を破りステファノを殺害したのである。
ユダヤ人は自治は認められていても死刑執行は禁じられていたため自分たちの手でイエスを処刑できなかった。ステファノ殺害に至っては死刑判決すら無いリンチ殺人であれば、論外である。
新約学者は誰一人この点に触れないがステファノ殺害者たちはローマ当局から厳しく追及されたのは疑う余地がない。サウロがエルサレムを去ったのもほとぼりが冷めるまでエルサレムを離れろというパリサイ上層部の指示と見るのが妥当である。パリサイ幹部は下っ端のサウロ一人にステファノ殺害の責を負わせたのかもしれない。パリサイ派での出世の望みを断たれたサウロが、勢いのあるイエスの弟子集団に着目したのは当然と言えよう。

著者や新約学者たちが立脚する「マルコ先行」は何一つ合理的根拠を持たないだけでなく、ホルツマンの原マルコ書の想定を止めた今日の「正典マルコ・Q二資料説」は小一致点をはじめとし矛盾だらけで仮説と呼ぶに値しないことだけは注記したい。
<追記>なんとも権威が好きな著者である。p58−59の2頁だけで「権威」という語が10回使われていた。なんとp60‐61では18回!!このような権威愛好者にわずかでもイエスが理解できるのだろうかと人ごとながら心配になる。
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