内容紹介
スリランカは紀元前6世紀の建国以降、絶えることなく連綿と続き今日に至る由緒ある国である。そして、その歴史は、歴史書なきインド世界において、『ディーパヴァンサ』や『マハーヴァンサ』などとして綴られている。
スリランカの、また、シンハラ人の誇りでもあるスリランカの歴史書『マハーヴァンサ』は、世界記憶遺産に登録されるべきほどの内容を含むとともに、今なお熱心な仏教立国として存在しているスリランカを理解するための必読の書でもある。
そんなスリランカの歴史書『マハーヴァンサ』に、適宜言葉を補い、補注等を付し、読みやすく、わかりやすく、かつ内容をゆがめることなく物語風に翻案したのが本書第1部の「スリランカ仏教王国記」である。また、第2部では、シンハラ人のスリランカへの移住と建国についての考察を試みた。