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『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書)
 
 

『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書) [新書]

亀山 郁夫
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 819 通常配送無料 詳細
o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

翻訳作業をとおし、「第二の小説」をつねに考えながら「第一の小説」に向かいあうことができたのは、わたしにとってじつに意味深<読書体験>だった。今回の新書のプランは、「第二の小説」を空想することが、読者のみなさんにもより豊かな「第一の小説」の読みを誘い出してくれるのではないかとの信念から生まれたものである。
首都サンクト・ペテルブルグに広がる噂話、「アリョーシャが皇帝暗殺の考えにとりつかれる」はどこまで真実味を帯びていたのか。たんなるデマに過ぎなかったのか。そもそも、なぜ「皇帝暗殺」なのか。本書は、そうしたもろもろの謎、もろもろのミステリーへの答えを見出す試みでもある。(本文より一部抜粋)

内容(「BOOK」データベースより)

未完に終わった大長編の新訳から浮かび上がった驚くべき「続編」の可能性。ドストエフスキー最晩年の思想がいま、蘇る。

登録情報

  • 新書: 277ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/09)
  • ISBN-10: 4334034209
  • ISBN-13: 978-4334034207
  • 発売日: 2007/09
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 未完の大作が空想を刺激する, 2009/9/16
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レビュー対象商品: 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書) (新書)
『カラマーゾフの兄弟』は未完の大作である。
作者ドストエフスキーの死によって『カラマーゾフの兄弟』の続編は永遠に謎のものとなってしまった。
そこで翻訳者である亀山郁夫さんがドストエフスキーの生涯と作品を比較検証しながら、こうであろうという事を想像しながら続編の空想をし、自説を展開しながら「謎」に迫ろうとしている。

本書は『カラマーゾフの兄弟』を読了して熱が冷めやまないうちに一読するに値する本であろうと思う。

しかし、『カラマーゾフの兄弟』はいたるところに続編への伏線を残しながらも、形式的な美というものを感じさせる作品であり、それ自体で完成度の高いものとなっている。

本書はあくまで続編であるならこうであろうと言う著者の一つの「空想」を提示したものであり、本来的な意味では真の続編は『カラマーゾフの兄弟』を読了した人達個々人の心の中で千差万別な彩を見せる永遠の謎の作品として存在するものであろうと思う。そこが作品の面白さの一要素となっている事も見過ごしてはならない。

「はっきり言っておく。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば、多くの実を結ぶ」(ヨハネの福音書、12章24節)。

この聖書の引用がその後の登場人物達の運命を示唆しているであろう事を予見している。
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 これは面白い, 2007/12/7
レビュー対象商品: 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書) (新書)
何だ、カラマーゾフの続編? 
そんな気持ちで読み始めました。全く期待してなかったのに読み進むうちにすっかり夢中になってしまいました。ふと気がつくと本書の本編を読んだ高校生の自分の気持ちがどんどん思い出され胸が熱くなってきました。
それにしてもこの続編はのめり込みますよ!
カラマーゾフの兄弟を読んだ人なら読むべき本です。他のレビュー氏方も言っているように決して読みやすいわけではありません。最近の新書のようにライトな読みやすさは皆無です。
しかしズシリと手ごたえのある読書もいいものですね。
まず、カラマーゾフの兄弟を読み興奮醒めやらん時期にこれを読むと最高だろうなと思いました。
ストーリーをお伝えできないのは歯がゆいですが、意表をつく展開になります! 
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16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 ドストエフスキーがスターリン時代まで生きていたとしたら, 2007/9/16
レビュー対象商品: 『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する (光文社新書) (新書)
売れてますなあ亀山新訳『カラマーゾフ』!! ドストエフスキーファンには周知の第2部『カラマーゾフ』を空想するというたまらなく魅力的な構想の本書も、亀山郁夫という稀代のロシア文学者の誠実さと「科学精神」にあふれた好著である。
末弟アリョーシャが、ロシア皇帝という「母国の父」を殺すことになるのかというプロブレマティックは、河出版全集の完訳者米川正夫も指摘していたが、亀山は少年コーリャをその実行者として想定し、証拠固めをしてゆく。その手際には畏れ入った。本書を読んでいてしきりに残念に思ったのは、江川卓の早世である。彼の『謎解き』シリーズをもっと読みたいと思ったのだ。
さらに、作家ドストエフスキーには、スターリン時代まで生きていて欲しかったという、叶うべくもない夢想に浸ってしまった。
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