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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
名作でしょ?,
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レビュー対象商品: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス) (新書)
騙された。これは久しくなかったくらいの「騙され感」。 その騙し方がものすごくフェアで、感心する。文章の至るところに犯人のヒント(というにはあまりにも露骨な手がかり)がちりばめられてます。 そういえば1・2ヶ所、何か変だとは思ってたんですよ、読みながら。でもまあ多少のおかしさは作者の手抜りかな、とおもい誤魔化しつつ最後まで読んでいったら、詐欺だった。 稚拙や手抜りではなく、詐術だった。 この屈辱感。読み終わった瞬間「これはアンフェアなんじゃないか?」と読み直してしまいます。 この屈辱感を味わいたいがために、ミステリファンはミステリを読むんじゃないでしょうか。少なくとも私はそうです。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
んー…,
By サッカー小僧 (千葉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス) (新書)
注意:ちょいネタバレ。勘のいい人なら気付いてしまうかもしれませんたしかに騙されたし切迫感も出てて話も面白い。登場人物それぞれのキャラも立ってて整理しやすい。読み返せばあちこちに伏線が上手く(というかズバリ見事に)張られてることにも気づく。ただ…あんだけ探偵が揃ってるなかあからさまに怪しいのに誰の口からも一度も容疑者候補にすら挙がらないってのはどうも…現実的ではないような。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
《城》シリーズの第3弾,
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レビュー対象商品: 『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社ノベルス) (新書)
ルイス・キャロルゆかりの鏡の捜索を依頼され、北陸の孤島にある『アリス・ミラー城』にやって来た8人の探偵。 やがて凄惨な連続殺人劇の幕が上がり、不可能状況のもと、探偵が一人、また 一人と殺され、そのたびに、館内のチェス盤からは駒が一つずつなくなっていく。 果たして、犯人は誰なのか? 物理トリックの雄・北山猛邦が、『そして誰もいなくなった』に挑戦――。 そうした趣向自体が、読者に先入観を抱かせる、 強烈無比なミスディレクションとなっています。 作中では、密室殺人、顔のない死体やバラバラ死体、そして人間消失といった、 本格ミステリのガジェットが満載で、それらに対峙する探偵たちも「物理トリック 談義」といったメタ的な議論を交えながら、あくまで古典的な物理トリックの解法 に基づいて事件の謎を解明しようとします。 しかし、本作のメイントリックは、そこにはないのです。 とにかく、叙述の細部にまで作者の精緻な技巧が、凝らされていて、 ぼんやり読んでいると、重要ポイントを読み飛ばす恐れがあるため、 絶えず注意深く、読み進めていかなければなりません。 本作は『そして誰もいなくなった』を本歌取りした作品ですが、新本格の 『十角館の殺人』以後の作品だということも、忘れてはならないでしょう。 リアリティや犯行動機などはどうでもよく、ミステリによる 言葉のマジックを堪能したいという方は、ぜひご一読を。
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