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『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)
 
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『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫) [文庫]

北山 猛邦
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

そして誰もいなくなる、驚きのトリック満載アリス・ミラー城を抱く江利ヵ島に探偵たちが集められた。城のどこかにある「アリス・ミラー」を手に入れられるのは一人だけ。一人、また一人と殺されていく…。

内容(「BOOK」データベースより)

鏡の向こうに足を踏み入れた途端、チェス盤のような空間に入り込む―『鏡の国のアリス』の世界を思わせる「アリス・ミラー城」。ここに集まった探偵たちが、チェスの駒のように次々と殺されていく。誰が、なぜ、どうやって?全てが信じられなくなる恐怖を超えられるのは…。古典名作に挑むミステリ。

登録情報

  • 文庫: 480ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062761467
  • ISBN-13: 978-4062761468
  • 発売日: 2008/10/15
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 名作でしょ?, 2004/12/15
騙された。
これは久しくなかったくらいの「騙され感」。
その騙し方がものすごくフェアで、感心する。文章の至るところに犯人のヒント(というにはあまりにも露骨な手がかり)がちりばめられてます。
そういえば1・2ヶ所、何か変だとは思ってたんですよ、読みながら。でもまあ多少のおかしさは作者の手抜りかな、とおもい誤魔化しつつ最後まで読んでいったら、詐欺だった。
稚拙や手抜りではなく、詐術だった。
この屈辱感。読み終わった瞬間「これはアンフェアなんじゃないか?」と読み直してしまいます。
この屈辱感を味わいたいがために、ミステリファンはミステリを読むんじゃないでしょうか。少なくとも私はそうです。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 んー…, 2008/9/20
注意:ちょいネタバレ。勘のいい人なら気付いてしまうかもしれません

たしかに騙されたし切迫感も出てて話も面白い。登場人物それぞれのキャラも立ってて整理しやすい。読み返せばあちこちに伏線が上手く(というかズバリ見事に)張られてることにも気づく。ただ…あんだけ探偵が揃ってるなかあからさまに怪しいのに誰の口からも一度も容疑者候補にすら挙がらないってのはどうも…現実的ではないような。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 《城》シリーズの第3弾, 2009/8/11
By 
- レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
ルイス・キャロルゆかりの鏡の捜索を依頼され、北陸の
孤島にある『アリス・ミラー城』にやって来た8人の探偵。

やがて凄惨な連続殺人劇の幕が上がり、不可能状況のもと、探偵が一人、また
一人と殺され、そのたびに、館内のチェス盤からは駒が一つずつなくなっていく。

果たして、犯人は誰なのか?

物理トリックの雄・北山猛邦が、『そして誰もいなくなった』に挑戦――。

そうした趣向自体が、読者に先入観を抱かせる、
強烈無比なミスディレクションとなっています。

作中では、密室殺人、顔のない死体やバラバラ死体、そして人間消失といった、
本格ミステリのガジェットが満載で、それらに対峙する探偵たちも「物理トリック
談義」といったメタ的な議論を交えながら、あくまで古典的な物理トリックの解法
に基づいて事件の謎を解明しようとします。

しかし、本作のメイントリックは、そこにはないのです。

とにかく、叙述の細部にまで作者の精緻な技巧が、凝らされていて、
ぼんやり読んでいると、重要ポイントを読み飛ばす恐れがあるため、
絶えず注意深く、読み進めていかなければなりません。

本作は『そして誰もいなくなった』を本歌取りした作品ですが、新本格の
『十角館の殺人』以後の作品だということも、忘れてはならないでしょう。

リアリティや犯行動機などはどうでもよく、ミステリによる
言葉のマジックを堪能したいという方は、ぜひご一読を。
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