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『こころ』大人になれなかった先生 (理想の教室)
 
 

『こころ』大人になれなかった先生 (理想の教室) [単行本(ソフトカバー)]

石原 千秋
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,575 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

大人になることは、かつては親を超えることでした。ところが、その機会を奪われたのが、ほかならぬ「先生」です。そこに不幸の始まりがありました。「先生」が果たせなかった〈父親殺し〉の問題を詳細に追究します。さらに、「先生」「K」「私」をめぐって幾重にも仕掛けられた、驚くべき謎を読み解きます。最新の漱石入門

内容(「BOOK」データベースより)

大人になることは、かつては親を超えることでした。ところが、その機会を奪われたのが、ほかならぬ「先生」です。そこに不幸の始まりがありました。「先生」が果たせなかった“父親殺し”の問題を、詳細に追究します。さらに、「先生」「K」「私」をめぐって幾重にも仕掛けられた驚くべき謎を読み解きます。最高の漱石入門。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 155ページ
  • 出版社: みすず書房 (2005/7/9)
  • ISBN-10: 462208306X
  • ISBN-13: 978-4622083061
  • 発売日: 2005/7/9
  • 商品の寸法: 18.6 x 12.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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28 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
多感な高校時代に現代文で「こころ」と出会ったときは、「三角関係!自殺!ああ、漱石ったら大胆!」と物語の表面的部分に衝撃を受けただけにすぎなかった。それが、10年経った今、恋愛や社会生活の世知辛さや不条理を(少し)経験した私が、「こころ」を再読すると、そこにはもっと複雑な人間関係や画策があることを発見するのである。そこで手に取ったのが本書「「こころ」大人になれなかった先生」。本書では、漱石の文章が持つ絶妙なニュアンスに仕掛けられたトリックやヒント(日本語ってすばらしい!)、登場人物の心理状態、人間関係での葛藤、策略、エゴに関する著者の考察が、平易な言葉で明快に紹介・解説されている。特に、脇役である、奥さん(静)と友人Kに対する考察が秀逸で、本書を読めば、この両者に対する見方が変わることうけあい(実は、私が「こころ」を再読して一番印象深いのも、奥さんのキャラクターだった)。静の分析だけで1章分あることから見ても、登場回数の少ない彼女が、実はただ者でないことを物語っている。本書は、推理小説の謎解きをするかのように、私達を名作の奥深さ、文豪の実力に導いてくれる。
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
買いです。 2007/1/24
形式:単行本(ソフトカバー)
テクスト論という視点から、馴染みの作品を論じられると、今まで考えてみもしなかった読みを提示され面食らうことがままあります。「こころ」という、その大部分を語りによる物語を、やれ後期三部作だ、エゴイズムだのと(例えば、教材として教えるために身勝手に)捉えてきた自分のようなものにとって本書は、思わず赤面し猛省を促されるばかりの肩身の狭い思いをさせられた作品です。内容についてのなんの説明にもなりませんが、長い時間をかけて「こころ」という作品に接してきた人にはぜひ読んでいただきたい一冊です。
このレビューは参考になりましたか?
By pzgh
形式:単行本(ソフトカバー)
友人Kと先生の奥さん(=静)の行動、心理描写について丁寧に解説されています。

『こころ』を読んでいるときには気がつかなかった・重要視していなかった箇所が、
実は、登場人物たちを深堀りする上で非常に重要であったことに気づかれました。

・先生も、Kも、時に傷つき、時に勇み立ち、時代を生きている。
 共に「超・純粋」な青年であることを再認識。

・彼らの純粋さに、対極する存在かのように描かれている若かりしころの「静」

この二つの発見・新たな視点の獲得だけでも、
私にとっては読んでよかったと思いました。

後半の静に関する著者の「推理」については、若干飛躍しすぎでは・・・?と
個人的に思っております。

しかし、夏目漱石先生は、偉大な作家なのですね。。。
本書を読了後、改めて『こころ』を読み、そのすごさを実感です。
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