山本恭司さんがBOW WOWのメンバーとしてデビューされてから早いもので、2011年は35周年。
先日、私は、山本恭司さんのソロ・ライヴに出掛ける機会に恵まれ、彼の偉大すぎる足跡を改めて認識せざるを得なくなった。
BOW WOW初期の最高傑作"SIGNAL FIRE"のオープニングは"PRELUDE"という、透明感あふれるinstrumenntalだが、
山本恭司さんの音楽というのは本質的に、前奏曲であり、夜明けの音楽である、と、思う。
行き詰まって俯いている人間でも、希望を抱き、顔を上げ、前に進むことができる、そんな浄化作用とエネルギーを与えてくれる音楽だ。
そのせいか、歳月の流れが信じられないほどに、恭司さんは若く、ギター・プレイと音楽は瑞々しい。
超絶技巧を持つギタリストでありながら、魂のこもった、琴線に触れる音楽を創り続けている。
単なる癒しの音楽では物足りない人にも、聴いて欲しい。豊かな海のような音楽だ。
特に、このアルバムは始まり方(01. 02)と終り方(09. 10)が見事で、また、彼の様々な音楽的バックグラウンドを堪能できる。
09.の"SUNSET HORIZON"は、明日のぼるための太陽、夜明けを見るために沈む夕陽の光景、という感じがするのだ。