2010年10月から放映された堤幸彦監督×西荻弓絵脚本という『ケイゾク』の最強コンビによるSPECの特別編。テレビでは2011年4月1日に放映されたが、本作よりかなり短い。よって全てを愉しむには、122分+特典映像の本作が必須アイテムである。本編の最後で戸田恵梨香が『映画とかゼッテーやらねえから』、と言っていたような気もするが・・・気のせいだろう。
本作の設定は本編の1年後のようだ。そして当麻の左手の秘密が明かされる。相変わらず濃い俳優が濃い配役で突っ走る。このあたりは予想通りで清々しい。堤監督という人はホントにキャラクタ作りが上手だと思う。その上にキャラとキャラの組み合わせによる予想不可能なシナジー効果を最大限に引き出す達人とも言い換えられるだろう。秀逸なキャラとキャラ、それらの織りなす化学変化のようなシナジー効果。それに巧妙なシナリオが加わればもうそれだけで観る『価値』があると言えるだろう。こういう作品は世界中探しても堤監督しか作れない気がする。
ただ、堤監督の場合、映画よりテレビ作品のほうが良いと思う。次回の映画は余り期待しないが・・・やっぱり観るだろう。本作も3回も観てしまった。ということはやはり気に入っている証拠なのだろう。