スヌーザーの【The Essential Disc Guide 2004 あなたのライフを変えるかもしれない300枚のレコード】で紹介されている作品(ディスクNo.019)。
“ツァラトゥストラはかく語りき”“美しく青きドナウ”を聴きたいがために購入したのですが、
この作品の本当の魅力はそれらじゃありませんでした。
このディスクのメインは現代音楽作曲家『リゲティ』の一連の作品です。
映画の中のモノリス登場や進化を促進するワープを体験するなどといったシーンで、
人間によって作られたとは思えないような超然とした不気味さ、
触れてはいけないものに触れてしまうような恐ろしさ、
しかし、前に進まずにはいられない好奇心、
人間が今まで到達したことのない高み、
次元を超えた知的生命の存在をほのめかす、
といったものをリゲティの楽曲は完全に表現しきれています。
最初は怖くて仕方のない音楽だったのですが、
慣れてくると延々と聴いていたくなるのが不思議です。
『2001年 宇宙の旅』を歴史に残る映画にしたのは、リゲティの功績もかなり大きいはず。