連帯保証人になったことで人生を棒に振ったという話はよく耳にする話である、
本書は実際に困難な目にあった人(著者もその一人)の例を紹介しているほか、制度そのものを他国との比較し日本の連帯保証制度を乱用している実情に疑問を持っている。
また、連帯保証を頼まれた際の断り方や既に連帯保証をしている方に債務の請求があった場合の対応もわかりやすく解説されている点が印象的。
ただ、新書であるため、紙面の制約等から実務的な部分は割愛されている。
読了後は、連帯保証は引き受けた本人にとって過大なリスクを抱える一方で何のメリットもないということがよく理解できる。
学生にとっては、社会に出る前に流し読みするだけでも連帯保証に対する正しい認識が持てるほか、実際に連帯保証している方にも「リスクを正しく認識する」という点で良書であると言える。