公平を期すために、敢えて嫌われるかもしれないことを書くが、ご容赦願いたい。
脊髄小脳変性症という難病を、断食、少食を中心とした西式・甲田療法で完治させたのは事実のようで、これは確かに素晴らしいことだと思う。
だが、著者の森さんの言う「青汁1杯」を、よくある、粉末青汁を溶いたコップ1杯(180cc前後)の青汁だと勝手に思い込んではいけない。
相当な量の高品質な野菜をミキサーにかけて作った青汁で、1杯は1杯でも、どんぶり1杯である。また、サプリメントもかなり摂取している様子である。
別に、どんな青汁をどれだけ飲もうが文句を言う気はないが、著者が付けたタイトルかどうかはともかく、これで「食べること、やめました」なんて言ったら、野菜に対する冒涜であろう。甲田光雄さんも、動物や魚介類はもちろんだが、穀物野菜も生命を持っており、これを食べるということは、その生命をもらうことであると著書に書かれていたはずだ。
私自身、少食、菜食には大賛成である。しかし、難病を治したいという場合は別として、あまりに極端な絶食や、青汁にこだわる必要もないと考える。
これだけ大量の野菜とサプリを摂るのであれば、普通に少食を実践すれば良いと思った。