私はすでに家を建てて住んでいる者ですが、後を引く性格なのでしょうか、
自分が家を建てたにも関らず、他の会社で建てたのであればどうだったのだろうと、
たまに住宅の本を読んだり、近くの見学会などに参加しております。
この度この本に出会い、自分が今までやってきたこと全てが、間違っていたのではないかと思いました。
と言うのも、著者の方が述べられているような
「信頼しきって家を建てる」家作りとは全く正反対の事をしていたからです。
完璧を求めるあまり、毎週、休日には現場に行って
ここを直してください、あそこを直してくださいと、担当の方に電話をしていた記憶があります。
そのうえ、直していただいた箇所、気配りをしてくださったことに対して、褒めたり、お礼を言ったりしたという覚えが殆どありません。
今思えば、担当の社員の方が私の家の工事途中で退職されたのは「一身上の都合」ではなく「私のせい」だったのではないかと思います。
他のレビューでも書いていらっしゃる方がいましたが、仕事、家庭、全てにおいても、著者の方のような考え方は通用するものではないかと思います。
新しいモノ、新しい工法ばかりに目をとられて住宅の本を読んでいた私には非常に衝撃的な内容でした。
住宅のことだけではなく、住まい方、ひいては「生き方」までを説いている本です。
モノばかりで家作りを考えている方には非常にお勧めです。