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「韓流」と「日流」〜文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス)
 
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「韓流」と「日流」〜文化から読み解く日韓新時代 (NHKブックス) [単行本(ソフトカバー)]

クォン・ヨンソク
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

誠実な「ヨン様」とクールな「ハルキ」が変えたもの
二つの文化現象から日韓関係の未来図を明らかにする。

「文化」は「政治」を超えられるか。

「近くて遠い国」と形容されてきた日本と韓国に今、変化が起きている。
その契機となったのは日本における「韓流」、そして意外に知られていない、韓国での「日流」現象である。
「政治」が果たせなかった役割を、「文化」は担えるのか?
相互作用として生まれた二つの文化現象の実態を解明することで、両国間に立ちはだかる問題の所在を明らかにし、来るべき「日韓新時代」の可能性について考える。
日韓のはざまで「境界人」として生きる著者の清新な一書。

内容(「BOOK」データベースより)

「近くて遠い国」と形容されてきた日本と韓国に今、変化が起きている。その契機となったのは日本における「韓流」、そして意外に知られていない、韓国での「日流」現象である。「政治」が果たせなかった役割を、「文化」は担えるのか?相互作用として生まれた二つの文化現象の実態を解明することで、両国間に立ちはだかる問題の所在を明らかにし、来るべき「日韓新時代」の可能性について考える。日韓のはざまで「境界人」として生きる著者の清新な一書。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 272ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2010/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4140911603
  • ISBN-13: 978-4140911600
  • 発売日: 2010/7/30
  • 商品の寸法: 18.4 x 13 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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42 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 韓流について書かれた本はたくさんあるが、本書はこれまでの類書とは大きく違う。日本の韓流ブームが韓国における「日流」現象につながったという視点から、日韓間に起こった大衆文化の相互作用をつぶさに追っている。韓流を一方通行ではなくデュアルな潮流ととらえて論を進めたのは、本書が初めてかもしれない。

 そんな本が実現した要因のひとつは、つねに日韓のはざまで生きてきた著者のユニークな生い立ちだ。著者はソウル生まれの韓国人。8歳のときに福岡に転校すると、最初の休み時間に、前に座っていたおかっぱ頭の女の子から突然、脈絡もなく「あなたはチョーセンジンです!」と言われる。反論できない事実だが、あまりに多くの意味が詰め込まれたこの言葉は、著者の人生を決定づける。

 日本と韓国を行き来しながら育つ過程で、著者はみずからを日韓間の「ポップカルチャー伝道師」と位置づける。軍事政権下のソウルで過ごした高校時代には、雑音に負けずに日本の深夜ラジオを聴き、クラスメイトのために日本のアイドル雑誌を翻訳した。東京の大学時代には、日本の友人たちに手製のキムチ鍋を振る舞いながら、字幕のない韓国映画を同時通訳しながら見せた。それもこれも、ポップカルチャーの力を信じたからだが、最後には彼の前にナショナルな壁が立ちはだかる。著者は日韓のはざまでトランスナショナルな「境界人」として生きようと決意する。

 日本の「韓流」を追った第1部は、おびただしい固有名詞に若干ひるむが、著者は真摯な筆致で巨大な潮流の深層に切り込んでいく。韓国の「日流」を分析した第2部は、多くの日本人読者にとって驚きだろう。村上春樹や岩井俊二が、あるいはオダギリジョーや上野樹里が、これほどまでに韓国でインパクトをもつ存在だとは知らなかった。

 エピローグでは専門の国際関係史の枠組みも動員して、「日韓新時代」への提言を行っている。日本と韓国それぞれの現象を克明に追った後だから、斬新で具体的な提案が説得力をもって響く。韓流と日流という大きなうねりが日韓両国だけでなく、東アジア全体にとって意味をもっていることがわかる。

 構成はかっちりしているが、筆致はまったく硬くない。マクロな記述とミクロな事象が、心地よいバランスでブレンドされている。なかでも魅力的なのは、日韓のはざまで希望と失望の間を揺れ動いてきた著者の個人的体験が、彼にしか書けない表現でちりばめられていることだろう。

 韓国併合100年の年にこの本が出版されたのは、日韓関係がようやく著者に追いつきはじめたからだ。「境界人」の居場所は、もうかつてのボーダーではない。
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8 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
韓流について書かれた本は多いが、中でもこの本は最高の一冊である。
韓流が韓国で日流を生んだという、ほとんど知られていない事実について書かれていることも、その理由の一つだ。

しかし、この本の真骨頂は、「日本人の中に元々、韓国文化(朝鮮半島の文化)に惹かれる遺伝子あったのではないか」と指摘している点だ。
実は私も常々こう感じていたので、日韓双方で暮らしてきた筆者の指摘に大いに共感した。

韓流の成功はあまりにも、マーケティングの視点で語られ過ぎている。
その結果、とにかく「ブーム」に乗ろうという勘違いマーケティングが乱発し、
極端な商業主義が横行して、かえって一部で反感を呼ぶ結果となっている。

韓流と言うと最近いきなり始まったような印象を受けるが、古来、朝鮮半島との交流史の中では度々こういうことがあり、
日本はそれを受容して自分のものにしてきた。
それは暫く封印されてきたが、様々な条件が揃ったことにより、再び強力な遺伝子に火が点いたということではないか。

アジア全体における韓流ブームはやがて収まるだろうが、日本では定着して一ジャンルを形成すると思う。
いや、既にしている。そしてそれが今度は韓国に跳ね返っていく。
なぜなら日本と韓国は特別な関係にあり、血を分けた兄弟だからである。
この「封印されてきた絆」の可視化こそ、韓流の最大の功績だろう。
このレビューは参考になりましたか?
25 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mura
形式:単行本(ソフトカバー)
最近はドラマと言えば韓国ドラマ。
KARAが活動できなくなるんじゃないか心配したり、あぁ、この俳優は子役で出てた子だけど、もうこんな大人なんだ〜とか、あ、兵役終わったのね。お気に入りの俳優が除隊してないのに、北朝鮮となんかあったらやだな〜。
いまや、こういう感じ方は日本人にとって割と普通な方です。簡単な韓国語を理解し、もっと知りたくなって韓国語を勉強したり。サッカーだって日本の次に韓国を応援しているし、貿易問題だって、韓国がこのくらい頑張ってるんだから、日本だってこのままではいけないと思ったり。

韓国はとてもとても近い国になりました。考え方も見た目も似ている韓国をもっともっと知り仲良くなって、共に成長していく存在で在りたいと思うのです。

っていうか、韓国おもしろいんだも〜ん。
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