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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
18の魅力、テツタビの究極の姿!,
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レビュー対象商品: 「青春18きっぷ」の旅傑作選 (単行本)
この書籍は「青春18きっぷ」を使用した旅のエッセイをまとめたもので、徳間書店などから出ていた、一連の単行本からの出典である。これらは長らく絶版となっていたが、こういう 形式で再会することができ、光栄である。 「18きっぷ」の真骨頂である、激安旅2編、筆者のライフワークとなっている旅行貯金と からめた旅、そしてシルバー世代が楽しめる旅の提案と多岐に渡っている。現在の「18きっ ぷ」指南本のいわばハシリというべきものだろう。 収録されたトピックが90年代前半に偏っており、やや時代の差異を感じるが、現在でも謙 遜なく読める。禁煙タイムという言葉もなつかしい。普通列車が禁煙になって久しいが、最初 に収録されている「二万円の旅」では残金5400円で5日間やりくりするルールの中で、空 腹をまぎらわす為か、なんと1500円余りも煙草に費やしている。後年大病を患い、煙草と は縁を切ったようだが、禁煙すれば食糧もなんとかなったと思うのは私だけか。「煙草も酒も やらずで、女っ気抜きの旅をしていては、仙人になってしまう」という信じられない文言が飛 び出している。また、カツサンドル展という言葉から、カツサンドにありつけるのではないか と錯覚したという文章を書かせるのは、いかに苦行の旅だったのか、しのばれる。 鉄道のトピックよりも、同行者らのポートレートや筆者の実体験を中心にまとめた文章は種 村さんの人柄を感じ、好感が持てる。普通列車の旅はテツタビの究極の姿だ。アイディア次第 で旅は何倍も膨らませられることを本書で知ることになろう。
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