人は信念とともに若く、疑惑とともに老いる。
人は自信とともに若く、恐怖とともに老いる。
希望ある限り若く、失望とともに老い朽ちる。
――サミュエル・ウルマン
「青春とは人生のある期間をいうのではなく、心のあり方をいうのだ」で始まり、「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いるのだ」と続くサミュエル・ウルマンの散文詩「青春」の原文には、上に揚げた一節は見当たらない。誰かの手によって書き加えられた、この対句が醍醐味となって、この詩が愛誦されるようになったのだから、地下のウルマンも以て瞑すべきだろう。
『「青春」という名の詩――幻の詩人サムエル・ウルマン』(宇野収・作山宗久著、産業能率大学出版部)は、一読の価値がある。