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「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書)
 
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「関係の空気」 「場の空気」 (講談社現代新書) [新書]

冷泉 彰彦
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

なぜ上司と部下は話が通じないのか。キレる若者・息苦しい教室・無意味な会議・くだらない標語・リストラと自殺・女性の雇用と少子化問題・女子アナ人気・小泉劇場……、「なんか変だ」。

出版社からのコメント

何となくおかしいと思っているのに、いつの間にか物事が決まっていくことってありませんか? それは「場の空気」のせいです。一方、家族や恋人などといるとき、何も話さなくても分かり合えるときはありませんか? それは「関係の空気」のおかげです。「場の空気」の問題については、すでに30年前に山本七平氏が名著『「空気」の研究』を出していますが、著者の冷泉さんは、現在でも日本社会において猛威を振るっている「場の空気」、その一方で「関係の空気」が欠如していることから起こっているさまざまな問題を指摘しつつ、空気発生のメカニズムが日本語のスタイルと密接な関係を持っていることを明らかにしていきます。その上でコミュニケーションの道具としての「かっこいい日本語」を提案する本書は、いまの日本社会、日本語を考えていくうえで、必ず読者の方のお役に立つものと確信しています。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/6/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061498444
  • ISBN-13: 978-4061498440
  • 発売日: 2006/6/21
  • 商品パッケージの寸法: 17.2 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (27件のカスタマーレビュー)
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30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 洞察が深く、面白い 2006/8/13
By 海援隊 VINE™ メンバー
形式:新書
日本語という言語の特殊性を切り口に、最近の日本社会におけるコミュニケーションのまずさに端を発する閉塞感について分析しているのだが、米国に拠点を置く日本語教授法学者ならではの面白い視点で、洞察も深く、なかなかの本である。コミュニケーション関係の本では、この前、「「場の空気」が読める人、読めない人」を読んだが、似たような値段の新書ではあるものの中身は雲泥の差である。

筆者は、日本語の特性として単語を省略しやすいことを挙げており、一対一の人間「関係」においては、「関係の空気」というものが存在し、同じ発言でもその空気によってニュアンスが大きく変わるものの、概ねコミュニケーションが正しく成立することを指摘している。他方、このような省略された日本語が、「関係の空気」が希薄な公の「場」で用いられると、話し手のメッセージが必ずしも受け手に正確に伝わらず、「場の空気」に支配され、メッセージが単純化された上で暴走を始めるのだという。暴走を始めてしまったメッセージは、反論を許さない空気を強く帯びて権力化してしまうことが問題であり、こういった「場の空気」をうまく操っている人物の代表例として、著者は小泉総理とみのもんたを挙げている。彼らの共通の話法として、です、ます調に「・・・だ」「・・・である」という断定調を混ぜるコードスイッチ話法があり、この話法はリズム感が出て説得力があるのだが、下から上への会話には失礼に当たるので用いることができず、会話の対等性が失われてしまい、したがって反論もしにくいのだという。

こういった公の場における日本語の暴走を避けるため、著者は、「ちゃんと省略せずに語る」「教育現場ではです、ます調をきちんと教え、ビジネスの世界では上下の関係であってもです、ます調で話す」などの提言をしている。自分の日頃のコミュニケーションの仕方についても色々と考えさせられ、気づきがある本であり、コミュニケーションに興味のある人に広くお薦めである。
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 日本語の機能から見た現代日本論 2006/7/2
形式:新書
著者はアメリカ在住の作家。アメリカで日本語を教えている。本書は、日本語が単なる意思疎通の道具であるだけでなく、人間関係を良好に保つ機能、つまり「空気」を維持するという機能を持っているという点に着目した、ユニークな日本論である。日本論というと、これまでのものは視線が内向きで、独りよがりのものが多かったのだが、本書は日本語の機能に着目することにより、日本論の内向性を打ち破っていように思える。日本語と日本語を用いたコミュニケーションのありかたを徹底して追及することにより、現代日本の問題に対して、単なる外在的批判を超えた、内側からの突破を図ろうというする試みなのである。アメリカ在住の日本人から見た日本論という、外からの視点と、日本語を母語にするという内側からの視点が、絶妙に綜合されている。単に「社会が悪い」「時代が悪い」「日本人がだめになった」という、良くある日本批判をはるかに超えている。そこに著者の日本に対する距離感と同時に愛情も感じられる。一読をすすめたい。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書|Amazon.co.jpで購入済み
日本語は省略や婉曲など表現が多彩で、確かにコミュニケーション不全に陥りやすい言語なのかもしれない。

学校でのいじめ、職場でのハラスメント、隣人訴訟などの背景に「日本語の窒息」があるのは間違いないだろう。言葉が心理的に作用する力は大きい。丁寧な言葉遣いを心掛けることで丁寧な振る舞い、態度が生まれてくるし、タメ口では最初はそのつもりが無くてもそのうち相手をナメてかかるようになる。今一度日本語を見直してみるという著者の提言は奥が深い。
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投稿日: 2008/2/9 投稿者: JM
5つ星のうち 3.0 軽い読み物としては面白いが。
場の「空気」という概念を用いて日本人のコミュニケーションを論じる手法は、著者自身も認めるとおり、山本七平「空気の研究」から直接の着想を得たもの。オリジナリティは、... 続きを読む
投稿日: 2007/9/24 投稿者: 万里馳駆
5つ星のうち 5.0 その場の雰囲気、「空気」に頼らない。
関係の空気って何?と思い本書を手にしました。
「関係の空気」とは、一対一という二人のときの場の雰囲気で... 続きを読む
投稿日: 2007/9/4 投稿者: なか
5つ星のうち 4.0 抗空気罪(会話の空気を解せない)への批判
普段何気なく交わしている会話における「空気」に焦点を当てて、
その裏側にある発言者の心理やその場にいる人の人間関係を緻密に論じている。... 続きを読む
投稿日: 2007/7/13 投稿者: 京都81年生まれ
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