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「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ―
 
 

「長生き」が地球を滅ぼす ― 現代人の時間とエネルギー ― [単行本]

本川 達雄
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

生物的時間。この新しい時間の見方を使って現代社会を眺めてみると、少子化、高齢化、エネルギー問題等々、今日の日本が抱えている問題は、すべて時間の捉え方が偏っていることに起因すると著者は主張する。良く生きるとは、良い時間を生きること。良い時間をつくりだすために、そして現代人を「時間の奴隷」状態から解放するために、歌う生物学者が提起する時間観のコペルニクス的転回の書。

内容(「MARC」データベースより)

現代人の長寿は「不自然」である! 少子化、高齢化、エネルギー問題等々、今日の日本が抱えている問題は、すべて時間の捉え方が偏っていることに起因する。歌う生物学者がラディカルに提起する「人間の時間」の事実と真実。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 阪急コミュニケーションズ (2006/1/20)
  • ISBN-10: 448406202X
  • ISBN-13: 978-4484062020
  • 発売日: 2006/1/20
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
「ゾウの時間、ネズミの時間」が面白かったので、

著者の本川氏の著作をいくつかまとめて手にとってみた中の一冊。

1996年刊の「時間」の再刊である。

「ゾウの時間、ネズミの時間」ではサイズの生物学というジャンルを日本に紹介しつつ、

動物によって流れる時間の速さは違う、という仮説を打ち立てたが、

本書ではこの仮説をさらに推し進め、社会学や経済学にまで「サイズと時間」の説明原理を

導入しようと試みている。

さらに「現代人は長生きしすぎている」という。

人間はサイズ的にいうと30年程度の寿命しかないはずの生き物だという。

それが80年も90年も生きるのはなぜか。大量のエネルギーを注入しているからである。

現代の日本人が使っているエネルギーは、体重にすると6トン。ゾウ並みだという。

ゾウの寿命は70年。

化石燃料を大量に消費することでゾウ並みの寿命を獲得しているのが現代の日本人である。

本川仮説は必ずしもそのまま無批判に受け入れられるものではないが、

説明原理としては、かなり納得させられてしまうし、

これまでの通念、常識を根底から覆すモノの見方であることは間違いない。

生物学から得られた知見でもって、

哲学や物理学の問題=時間論にアプローチする。ここが新しい。

高齢化社会への問題提起など、幅広い年齢層の知的好奇心をくすぐる内容である。

特に畑違いではあるが、フッサールの現象学に興味のある方にお勧めしたい。

ともあれ一読して決して損はない。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:単行本
 思いっきり内容をサマライズすると、生きている動物が感じている時間はエネルギー代謝を考慮しなければならない、ということ。

 本川さんの時間論でユニークなのはキリスト教的時間論は、生物学的な体感的時間を無視したものであるとしている点。確かに、体重あたりのエネルギー消費量が最も高い子供時代は、時間の流れが速く感じ、減ってくる老人は遅く感じるというのは納得的だ(p.141-)。だいたいそれは2倍程度だという。小学校の授業が45分、大学が90分なのも理にかなっているというあたりは見事。

 『ゾウの時間・ネズミの時間』でどんな動物も一生に心臓は15億回打って止まり、一生につうエネルギーは30億ジュールであるとし、サイズが大きくなればなるほど、心臓はゆっくり打つから寿命は長くなるとしていたが、その方程式によると人間の寿命は26.3歳。いまの日本のように平均寿命が80歳にもなってしまうのはナゼか、というのが本書の出発点だと思う。事実、日本人の平均寿命も室町時代ぐらいまでは33歳ぐらいだったらしい。これは非常に理にかなっている本川さんはいう。つまり、生物学的に生殖活動に参加できるようになるのはだいたい15歳で、その子がまた生殖活動に参加できるようになるまで育て上げるとだいたい寿命が来て死ぬ、と。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「おまけの人生」と重なるし、「ゾウの時間・・」とも重なっていて、読みまくった人はちょっとねという点はあるけど、やっぱり本川節は素敵です。
時間の問題エネルギーの問題を踏まえて、「生」を見つめる。
日本人はこれが足りないと思う。
危機感を感じながら書いたんだろうなぁと思いました。
本川先生、長生きして下さい。是非!!
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