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「郵政」亡国論 ~1枚の切手から見える“日本沈没”のシナリオ (ワニブックスPLUS新書)
 
 

「郵政」亡国論 ~1枚の切手から見える“日本沈没”のシナリオ (ワニブックスPLUS新書) [新書]

池田 健三郎
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

小泉郵政改革から早10年。

政治に翻弄され行く末が不透明になっている郵政事業は今、どうなっているのか?

そして、今後はどのように動いていき私たちの暮らしはどのように変わっていくのか?

郵政民営化の成否は、日本という国自体の行く末を担う!

国政そして「郵便」「ゆうちょ」「かんぽ」の郵政3事業に精通する政策評論家が警鐘を鳴らす、全国民必読の一冊。

自ら切手マニアである著者が、様々な思惑うごめく郵政民営化の功罪と真の問題点を一枚の切手から紐解き、やさしく解説していく。

内容(「BOOK」データベースより)

切手が紙くずになる日、日本経済は破綻を迎える―。「郵政民営化」の成否は、日本という国自体の未来を担う!小泉郵政改革から早10年。政治に翻弄され、行く末が不透明な郵政改革は今、どうなっているのか?今後の動きによって私たちの暮らしはどう影響を受けるのか?国政そして「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」の郵政三事業に精通する著者が、さまざまな思惑うごめく郵政民営化の真の問題点と進むべき道を、身近な1枚の切手から紐解きやさしく解説する、全国民必読の一冊。

登録情報

  • 新書: 189ページ
  • 出版社: ワニブックス (2011/2/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 484706030X
  • ISBN-13: 978-4847060304
  • 発売日: 2011/2/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 209,706位 (本のベストセラーを見る)
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小泉改革当時、私はあまり勉強もせずに『郵政が民営化されると、地方におけるサービスが切り捨てられる。』『民営化されれば財政投融資の巨額の資金が、国内から海外へと流れて返って来なくなる。』、などと民営化反対でした。

この本を読んで自分の無知を知らされました。
・著者の言う通り、切手は債券です。いまや乱発されて価値の無くなった祈念切手が、金券ショップに出回り額面以下の価格で取引されている事、郵便局で新品の切手を購入する人が激減している事、その額が一兆円を超えるものである事、考えてみればなるべくしてなった事ですが、この事実を初めて知りました。
・上記のような値崩れ切手を利用して、企業が経費節減に利用していた大口郵便料金の別納制度に切手を使用できなくなった事。これは郵便事業社の約款でこっそりと定められたもので、『郵便料金の支払いは切手で行う』という郵便法28条違反の可能性がある事。国民を姑息に欺いてまで値崩れ切手の使用を制限しなければ、郵便事業が成立しなくなってきている証拠です。

著者の提案である、全国駅前一等地の○○(東京・大阪・名古屋・札幌・・・)中央郵便局を売却するなど、まだまだ郵政関係者には痛みを伴う改革が必要であると、認識を改めさせられました。
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By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「一枚の切手から見えてくる“日本沈没”のシナリオ」というサブタイトルが
本書の趣旨を雄弁にものがったっている。

「郵便切手は債権である」
というのはそのとおりである。コレクターが未使用で収蔵しておく分には
債権にはならないが使われると重くのしかかる債権になる。郵便会社が
危ないとなればみなこの切手を使おうとするだろう。仕事は爆発的に増える。
記念切手の乱発は債権をばら撒いているともいえるのである。
僕は北朝鮮の発行切手のほぼ全部を網羅した切手著を所有しているが、
記念切手のなんと数の多いことか。

視点のスタートは見事だが、著者の思う対処法が具体的ではない点が残念である。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
郵政改革についての本です。著者は、郵政改革に対する世間の関心が次第に薄れ、せっかくの郵政改革が骨抜きになってしまいそうな実情に危機感を抱いています。

そして、郵貯マネーや天下りをはじめとする権益といった今まで郵政が抱えてきた問題を再度整理し、過去の郵政をめぐる国民的な議論の経緯を確認し、民主党政権になってから国民新党主導でその方向性が変わっていった経緯についても解説しています。 また、後半ではどのようにすべきかについての自説を述べています。簡単に読めて、わかりやすく書かれてあります。

ただ、本書は、切手の話がほぼ半分を占めています。もちろん、切手乱発は大きな問題のひとつでしょうが、郵政関連の問題の中で切手の話だけがこれだけ全体の中で突出しているのは少々バランスを欠いているように思います。

また、切手は確かに一種の債務としての性格を持ちます。しかし、「国債と同じ」という説明はおかしいです。少なくとも、かなり乱暴な説明です。切手は利払いが発生しないし、償還期限が決まっていて払い戻さなければならないようなものでもありません。一方、国債は、郵便物に貼って出したり、記念切手帳に入れて眺めて楽しむためのものではありません。この著者の債券に対する見識不足が明らかにみてとれます。

年賀状などの販売ノルマ制にも多くのページが割かれています。ノルマを背負って「自爆」すらしている関係者の方々は大変お気の毒だと思います。ただ、良し悪しは別として、販売ノルマによる悲劇は他の業種でも見られるものです。少なくとも、これを「かんぽの宿」などと同列で国民全体が憂慮すべき問題ととらえるべきかどうかば微妙です。

ゆうちょ銀行やかんぽ生命が、金融機関として一本立ちすることを提言しています。そもそも、それは当初の目的でもあります。ただし、著者も指摘しているように、今まで一般の銀行や生保としのノウハウが無かったので、同レベルのノウハウを自分たちのものにするのは今後もけっして容易なことではないでしょう。また、その場合に、本社やその直営窓口はなんとかできたとしても、全国の郵便局はそれについてこれるのか、ゆうちょ銀とかんぽ生命の手数料に大きく依存している郵便局への影響や関係はどうなるのかということについても、もう少し書いたら良かった気がします。

郵政改革に対する国民の関心が以前ほど高くない時期に、あえてこの問題に目を向けさせようとする狙い自体は悪くなかったと思います。それだけに、もう少し慎重に構成を検討して推敲を重ねた上で出版すれば、もっと良い本になったのではなかったかと惜しまれます。
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