小泉改革当時、私はあまり勉強もせずに『郵政が民営化されると、地方におけるサービスが切り捨てられる。』『民営化されれば財政投融資の巨額の資金が、国内から海外へと流れて返って来なくなる。』、などと民営化反対でした。
この本を読んで自分の無知を知らされました。
・著者の言う通り、切手は債券です。いまや乱発されて価値の無くなった祈念切手が、金券ショップに出回り額面以下の価格で取引されている事、郵便局で新品の切手を購入する人が激減している事、その額が一兆円を超えるものである事、考えてみればなるべくしてなった事ですが、この事実を初めて知りました。
・上記のような値崩れ切手を利用して、企業が経費節減に利用していた大口郵便料金の別納制度に切手を使用できなくなった事。これは郵便事業社の約款でこっそりと定められたもので、『郵便料金の支払いは切手で行う』という郵便法28条違反の可能性がある事。国民を姑息に欺いてまで値崩れ切手の使用を制限しなければ、郵便事業が成立しなくなってきている証拠です。
著者の提案である、全国駅前一等地の○○(東京・大阪・名古屋・札幌・・・)中央郵便局を売却するなど、まだまだ郵政関係者には痛みを伴う改革が必要であると、認識を改めさせられました。