通関士国家資格は、現在学生が受験する機会が増えているらしく、競争倍率は10倍以上程度まで伸びている狭き門である貿易分野唯一の国家資格です。
そこでこの本は2004年に出版されているのですが、通関士の仕事をする上で必要な常識を、あまりよくわからない資格なので助かりますが、教えてくださっています。
普遍的内容で、「関税法」「関税定率法」「関税暫定措置法」などを関税に関する法律といい、関税法などに記されていない輸入禁止物品などが記されているものを「その他」法令というように読んでいるのを明らかとしたうえで、「昔は関税法に無く関税定率法に輸入禁止物品があったのを関税法に2006年に移行した」などや、その他の法令とは「外為法」「輸入令」「食品衛生法」「薬事法」などを「他法令」といい、さらにモントリオール議定書、ワシントン条約などにおいて輸出入が禁止されている物品などの説明や、
現在の90%以上の輸出入の申請はNACCS(通関情報処理システム)を使用した「NACCS特例法」などについても経緯から明らかにし、
「特例申告」などの意義やその内容、
「保税制度」についての詳しい概要、
「関税制度」の目的・申告・更正、
課税価格の算出・決定・課税価格に算入される費用、
国際売買契約とインコタームズ・「CIF条件」・「CFR条件」・「FOB条件」・「EXW条件」・「DDP条件」、
「課税価格の決定の原則で計算できないとき」
「課税価格の計算実務」
「関税率」(簡易税率、一般の税率)・「減免額」「戻し税」(仕組み、再輸入、再輸出、無条件免税、特定用途免税、貨物の変質損傷時など)
またそのほかさまざまな重要な知っておきたい事項が盛りだくさんで、とても役に立つ良書だと思います。
どうしても知っておきたい内容に溢れているという印象です。