FX投資の全体像を把握するのにぴったりの1冊。FX投資で大きな成果をあげてきた著者ならではの視野が広い構成になっている。FX投資の基礎と仕組み、マクロ経済の基礎、各国の先行指標、各国通貨の特徴をマイナーな通貨までていねいに網羅しているところがユニークだ。06年の相場で急拡大した「スワップ」狙い投資にもじっくり言及がなされている。その一方で相場つきが変更した07年以降のような相場に対応した手段にも触れられており、実に中身が濃い一冊だ。語り口はやさしいが中身は相当に濃い。データについては出所のサイトまで掲載されており著者のきめ細かい配慮が感じられた。米ドルはこの1年で世界の基軸通貨としての地位がゆらいでいるとされているが、今なお世界の通貨取引でどれほどのシェアを構成しているか、といった知っているようで知らないことまで触れてくれる素敵な本。