この本は元々1995年に出版された『続「超」整理法・時間編―タイム・マネジメントの新技法』を元に、加筆したもの。10年以上経った今としては目新しさがないかもしれない。
たしかに目新しいことは少ないかもしれないけど、この本で彼が一番言いたかったのは「時間を可視化しろ」ということ。最近の流行りで言えば「時間の”見える化”」をしなさいということ。そして、それを知ることができたという意味で、この本を読んだ価値はあったと思う。
例えば、この本の最初の方でアナログ時計とデジタル時計の対比を使って、時間を「見る」ことの大切さを説いていて、そこからいくつか具体的な方法を示している。そこで、自身が開発した手帳である「超」整理手帳の話が出てくるから、読んでる方は「なんだ、宣伝かよ」となってしまう。そう思う気持ちはわかるし、実際に自分もそう思った。
ただ、大事なのは当然「超」整理手帳を使うことではなくて、自分が使っているどんなシステムでもないから、自分の時間を「見える」ように工夫し、そして何よりも”意識”をするということなんじゃないかと思う。
それにこの本には「10年計画表」という(少なくとも自分にとっては)強烈なアイデアが紹介されていて、自分はこのアイデアを知っただけでも580円はかなりお得だったなと思う。サンプルが本書に載っているので、実際に見てもらった方が良いと思いますが、Excelを使えば本当に簡単に作れる表です。
実際に自分も、自分の年齢と家族の年齢を書き出して、しかも30年分も書いてみましたが、本当に強烈です。これが、時間を見ることの威力なのかと。上で野口氏も書いていますが、人生が有限であることを見せつけられる表です。