ほんとうにいろいろなことが書いてある本です。
でも、「買わない理由 買われる理由」という非常にストレートなタイトルながら、この本を読んでも少しも「現場」がみえてきません。
たぶん、著者は販売現場などほとんど知らないのでは?と思います。
経済学的な考え方や歴史や心理学や統計など学問的な側面から「販売」をみた本であり、そのような話が読みたい人には一定、興味深い部分もあると思いますが、「すぐに役立つ実践的ヒントを得たい」という切実なニーズをもつ人が本書を読むと「はあっ? 何のこと?」という感じがすると思います。
私にとっては、「興味深いことがかいてあるな」と感じる部分もありましたが、それは一部にすぎず、ほとんどは「この本を読んでも『買わない理由』も、まして『買われる方法』も見えてこない」と思いました。
簡単な事柄をわざと難しくいうタイプの本であり、さらに文章そのものも上手でないので疲れます。
そして疲れる割には得られるものが少ない感じの本と思います。