買ってはいけない と 買ってはいけないを買ってはいけない の
熱いバトルを覚めた視線でみているのだけど、それ以上踏み込んで
いない。科学的な視点での「勝ち・負け」ではなくて ライターの
テクニックがうまいの下手の、とそういうレトリックに対するコメント
ばかり。「議論をすり替えるこのひどい文章なのでこっちの本の負け」
とか言ってるけれども、議論をすりかえてるのはこの本も同じ。
ただ、買ってはいけないブームのあと、「買ってはいけないを
買ってはいけない」ブームがあったせいで、「買ってはいけないって
ウソだったらしいよ」という世間の噂話を信じていた。
しかしこの本でわかったこと。一概にはそういえないのかもしれない。
確かにやや過剰に反応しているものもあるけれども、科学的にまだ
毒があるかないかわかっていなくても、そういうグレーなものが入っていると
いうことを教えてくれているのは意味がある。
たとえて言うなら、 遺伝子組み換えの肉を
「今は科学的に悪いと立証されていないから食べても平気。
買ってはいけないは過剰反応」
というよりは
「まだやはり遺伝子組み換えの肉は食べたくない。だから、体にいいか
悪いかはおいておいて、そういったものが使われているのはコレ!と
教えてくれる買ってはいけない、は利用価値がある」
と思う。そういう利用価値がある本だったんだな、ということをこの本は
気づかせてくれた。買ってはいけない と 買ってはいけないを買ってはいけない は
直接対決をしていないので、比べることができなかったが、この本で確かに
クリアになった部分はある。しかし、あくまで「横に文章を並べていた」からであって
この本の編集チームの文章のおかげではない。