本書では、生物界と人間社会から、これら逆説の例を多数取りあげながら、自分
のことばかり考えるジコチューは滅び、「黄金律」戦略と呼ばれる利他主義を
とった者が、結局は最後まで生き残ることを、ゲームの理論を駆使しながら
説得力をもって証明する、本邦初の本である。
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生物学の世界であっても、我々が学ぶべきものは多いものだと感じた。,
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レビュー対象商品: 「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか (ベスト新書) (新書)
普段我々の生活感では、害虫がいれば駆除したくなるのは当然であるし、選挙ではスキャンダル候補がいれば落選するのは目に見えている。ところが、害虫は退治してしばらくすると、前以上に増えてしまう。スキャンダル候補も、一定期間たつと当選の確率が最も高くなるという。また、我々は病気を退治するために、医療を充実させてきたわけであるが、充実すればするほど病気が増えるという。 本書を読み進めるうちに、今まで常識で考えられていたことが、シミュレーションや実例から、見事に覆されていく。 進化論による自然淘汰の仕組みを、ゲーム理論によって解説しているが、短期的には相手をだます戦略が優勢を示すが、長い目で見ると「黄金律」に乗っ取った行動、すなわち、どんな人に対しても善行を行うことこそが、最も生き残る戦略であるという。 これは、我々の日常行動にもいえるであろうし、国際関係における日本の取るべき行動にもいえるのではないか。 生物学の世界であっても、我々が学ぶべきものは多いものだと感じた。
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
利他主義ばんざい,
By flora "chibigame" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか (ベスト新書) (新書)
自分の人生を振り返ると、たいてい自分の利益のことに懲りかたまったときには誠実な人とめぐりあわない。 自分が汗して他者のために気もつかずに働いている、 あるいは思っているそんなときは回りを見渡せば ほら、あの人もこの人も自分を守り立ててくれる人ばかりではないか。 こんな単純ではないが、他社の利益を考え夜も寝ないで編んだセーター が気に入ってくれて、という例えだが、そんなときは利益の倍返し三倍返し となってわが身にふりかえってくる。 そんな簡単な人情話でもなさそうだが、この複雑利己主義の社会において 案外優しい心と聡明な頭脳はきみのゆるぎない友人となってくれるだろう。 一読をおすすめする。
5つ星のうち 3.0
利得流行り,
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レビュー対象商品: 「負けるが勝ち」の生き残り戦略―なぜ自分のことばかり考えるやつは滅びるか (ベスト新書) (新書)
昨今では、「利得流行り」といいますか他人の為に行う善行が、まわりまわって「種」の繁栄に結び付くといったまとめが多い。 それは別として、アリのなるへそ行動など、 昆虫や生物たちの不思議な行動の謎が書かれており 単純に面白い
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5つ星のうち 4.0
進化論とゲーム理論
弱いものほど生き残る。 この逆説的な思考は面白かった。 生物進化の長期的最適化がゲーム理論によって... 続きを読む
投稿日: 2007/2/7 投稿者: 夢うさ
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