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「話して考える」と「書いて考える」 (集英社文庫)
 
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「話して考える」と「書いて考える」 (集英社文庫) [文庫]

大江 健三郎
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ノーベル賞作家が語り考えいま伝えたいこと。
言葉をみがき、みがきだされた言葉によって豊かに表現される現実。世界と文学、時代と社会、政治と教育の「今」について、深く考え、易しく語りかける講演集。既刊『大江健三郎・再発見』と共に。

--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

人が苦しみから恢復するとはどういうことなのか。本を読むということの真の意味は。そのことで生まれる「想像力の勢い」が私たちを導く先にあるものは何なのか。現代の世界について、自らの家族について、この国の憲法について、そして未来と希望について―。ノーベル賞作家が若い人々へ向けて真摯に語った励ましに満ちた言葉たち。文庫化に際して、書き下ろしエッセイを収録した傑作講演録。

登録情報

  • 文庫: 312ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/6/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408746170X
  • ISBN-13: 978-4087461701
  • 発売日: 2007/6/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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By Tochitli トップ500レビュアー
形式:単行本
大江さんにとって書く事は、我々が食事、睡眠、排泄のように日常の営みの一つであるのだろう。

一流の作家である事は言うまではないが、書くという事に対するハードルの高さ、一度書き上げたものの三度に渡る推敲、より良いものを吸収しようとする質の高い読書、(まるで人が体にいいものを食べるように)そして言葉選びにはただ頭が下がる。そして頭に吹き上がってきたエネルギーが紙にアウトプットされていき、それがどんどん美しく完成されていくまでのプロセスには驚かされる。

ご子息が音楽によって、心に溜まっていた全ての感情を吐露したように、大江氏は書くことにより、頭や心に浮かぶもの全てをはき出し、そこから彼の考えはまとまっていき、頭の中が整理できるのであろう。

私のような一般民ではこのように頭に考えが溢れ苦しむことなどないのであるが、頭にある考え(例え噴出していなくても)書いていったら、脳の整理になるのでは、と考える。

そして、こうすることにより理路整然とした話し方も身につくのではないかと思うので実践してみたい。

又この本で紹介されていた、大江氏が敬愛する書き手である中野重治、や佐多稲子の本も是非読んでみたい。
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By kaizen #1殿堂
形式:文庫
「暗闇を見えるものとする─精神医学の表現者の思い」に始まり、様々な評論が綴られている。
二葉亭四迷、三島由紀夫というやや遠い世界の人のような人達も、大江健三郎にとっては、先輩であり、身近な存在であることがわかった。
個々の意見は、違う考え方かなという面もあり、共感できることは少ないかもしれない。
こういう見方もあるのだということを知ることができ、勉強になる評論だと思った。
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:単行本
 本書のキーワードは「エラボレーション」(=入念に作ること、労作)である。文学者は、言葉を磨く作業をする。この大文学者も、草稿を二度三度書き直すとのこと。我々の言語生活がほとんど話して考えていることに留意すると、講演などで若い人から「話して考える」ことへの疑問を投げられて、考え直してみたと述懐している。やはり書いて考える論理に近づけることを心得ねばならないと気がついたとのこと。本書は講演の単なる速記録ではなく、著者のエラボレーションである(雅)
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