著者が、雑誌『SAPIO』に連載したものを元に大幅に加筆・修正して作られた書のようです。
内容については、「商品の説明」などを参照して頂けたらと思いますので、ここでは端折らせて頂きます。
記述のなされ方は、TVのバラエティ番組のような軽い感じが印象的です。
司会者の横に「専門家」として招かれた著者(元通産省のお役人とのことです)が、「おバカ規制」の例とそれが私たちの生活に及ぼしていると思しき弊害をVTRを見ながら説明し、そのひとつひとつに対してレギューラー出演しているタレントさんやお笑い芸人さんたちが、「うっそ〜!!」などとワイワイ感想を述べ合う、そんな内容のTVを見ているようでした。
堅苦しくなりがちな内容が、やさしく、面白おかしく仕上げてあります。
反面、読み応えに乏しいとも言えるかもしれません。
個人的には最終章で、国会議員の議員立法にも厳しい制約が設けられているということを教えて頂けたのは、大きな収穫でした。
ただ、著者が一番伝えたかったのは、「おわりに」にある、
おバカ規制を作ってきたのは、・・・議員たちであり、・・・、その議員たちを選んできたのは私たち国民に他ならない。・・・私たち国民ももっと政策に踏み込んで、議員を選び、議員の活動をチェックしていかないといけないのではないか。
という一節も含め、議員たちへの働きかけへの促しのように感じました。
(議員の事務所を探し、訪問したり、電話したりすることは難しくない。とあり、それを実行された方の感想も添えられています。)
タイトルにもう少し工夫が欲しかったと思いましたし、バラエティーショー的な「おバカ規制」の記述についてもあまり評者は好きになれたかったということと併せると、★3つというところなのですが、最後に来て著者の真摯な思いに触れた気がしましたので、全体として★4つといたします。