見た目を重視したようなタイトルだが、内容はとてもまっとうで、ためになることが多かった。
見た目で選ばれるには、やはり中身がともなわないと見破られるもので、「人としてどう生きるべきか」についても言及してあり、興味深い。
たとえば、「姿勢をよくしよう」と思っても、3分ももたずに忘れてしまうが、「背中を美しく見せよう」という小さな目標であれば、できる気がする。実際、前から見ると美しいが、後ろ姿がちょっと…という人はいるし、盲点だと思った。
著者が新人の役者に「上手にならなくていいんだよ。日々あがいていれば」とコメントしたことが書かれているが、何事もなれてきて、うまくなると、要領よくこなすだけになり、心がこもらなくなってしまうことがある。日々あがく、ということは、上達する以上に大切なことなんだと実感した。