同僚の中に定時に退社する者はいない。みな9時、10時まで残っている。なのになぜ利益が上がらないのか?
なぜ日本人は一生懸命働くのに生産性が低いのか?
仕事柄、この素朴な疑問を解くため人事管理関係の本を片っ端から読破したが、悪い頭がますます混乱するばかりである。
そこでたまたま関心にフィットするタイトルの本を見つけ、ザッと読んでみた。
すると「当たり」!
なかには少し強引な部分もあるが、徹底した「やる気主義」批判は痛快。喉に刺さっていた魚の骨がとれた感じがする。
とくに成果主義がやる気主義に変質したとのくだりは鋭く的を射抜いている。
ノンフィクション風の技法を取り入れるなど、読ませる工夫がこらしてあるので冗長感がないし、批判するだけに終わらず、ちゃんと対策を示しているところにも好感が持てる。