本書はネットワークの基礎から複雑ネットワーク、即ち通信ネットワーク
スモールワールド、ニューラルネットワークなどかなり難しいものまでを
紹介しています。
ネットワークとはそもそも数学者オイラーのグラフ理論が始まりで、そこから
様々な学者の発想を付け加えられて発展していったということ。
また本書のキモとなるスモールワールドネットワーク(6次までで世界中の
人々がほとんどつながっているという理論)に関してはかなり紙面を
割いていてここが本書の読み所です。
第六章以降の各章は本当に紹介程度なのでこれらは巻末の参考文献を
読まれる方が本書を読むよりも有意義です。
尚本書は参考文献の「新ネットワーク思考」「複雑な世界、単純な法則」
「スモールワールドネットワーク」「SYNC」を単に要約して解かり易く
噛み砕いた書物です。だから既にこれらの参考文献を読まれた方には本書は
不要。またこれからこれらを読もうと思われる方には本書を「噛み砕いて
解かり易くした書物」とお考え下さい。
内容的には参考文献が本書よりもはるかに充実していますから。