私は、著者の「役所は変わる。もしあなたが望むなら」(2001年)を読んだ後にこの本を読んだのだが、内容がほとんど同じで新味がなく失望した。「役所は~」を読んだ際には、「書いてあることはそれぞれに納得できるが、記述が簡単すぎてもの足りない」という気分になったが、本書でもそれは解消されない。(「役所は~」にはほとんど記述がなかった三重県における苦労話が本書では書かれてはいるものの、それは「筆者個人の苦労話」であって、「これから行政をどう変えていくか」を真剣に考えている読者の疑問に答える内容とはいえない。)
でも、「役所は~」が薄い本で1429円+税であるのに対し、本書は新書であるため安価であり、内容的にも「役所は~」よりやや詳しい。一方を買うとすれば、本書の方がコストパフォーマンスがよい。