銀行の融資担当者を対象に融資の打診があった際に、タイトルの「5分間」の通り素早く大まかに、融資の妥当性を判断するための決算書の押さえるべきポイントを例題形式で紹介する内容の本。
貸借対照表から、売上債権と仕入債務、たな卸資産から大まかな運転資金を割り出す。
貸借対照表の異常変動を頭に入れながら、損益計算書の税引後利益に償却費を足して大体のキャッシュフローを把握する。
キャッシュフローと現在の借入金残高から返済余力を割り出し、運転資金と照らして妥当な貸出額を判断する。
という流れを基本に、粉飾の可能性が考えられる場合や不良在庫が考えられる場合、受注産業と見込産業の業種で見るべきポイントの違いなどを織り交ぜて紹介していく構成で、一事例あたり数ページと区切りもテンポ良く読みやすい構成になっています。
さらに業種別に色々な事例が紹介されているので、業種特有の特性も色々と紹介されていて、財務分析以外にも「へ〜、そうだったんだ。」と教えられることも多く楽しく読み終えることが出来ました。