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「藪の中」の死体
 
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「藪の中」の死体 [単行本]

上野 正彦
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

文豪・谷崎の『鍵』は、性交死のモデルケースだった?探偵小説の祖・ポーが描いていたマスコミ報道と推理の相克!昭和史最大の謎・下山事件は、やはり他殺だった?…etc。数多の死体を検死してきた元東京都監察医務院長が、小説と歴史の読み方までをガラリと変える。

内容(「MARC」データベースより)

「迷宮入り」の代名詞、芥川竜之介の名作「薮の中」に真犯人がいた! 昭和史最大の謎・下山事件は、やはり他殺!? 数多くの死体を検死してきた「死者の名医」が、名作や歴史上の事件の死体に挑む。知的発見満載の死体読本。

登録情報

  • 単行本: 219ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/4/27)
  • ISBN-10: 410475501X
  • ISBN-13: 978-4104755011
  • 発売日: 2005/4/27
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 738,890位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 5.0 あの迷宮入り小説に真犯人がいた, 2006/8/26
By 
宣長さん "hoelderlin on sirius" (香川県観音寺市) - レビューをすべて見る
(トップ50レビュアー)   
レビュー対象商品: 「藪の中」の死体 (単行本)
 芥川の有名な短編小説で、ずいぶん昔映画『羅生門』の原作となったことでも知られる。盗賊に妻を犯された侍が殺される。事件に深く関わる容疑者は三人。盗賊、妻、侍自身(自殺)である。著者は検死に長年携わってきた監察医であるところが興味のあるところで、法医学の専門家ならではの分析判断に説得力がある。死体の状況から犯人の手口を割り出していく、推理小説的な芥川の特異な作品である。ここでは、意外にも死霊となった侍自身が犯人(自殺)に結論付けられている。「私には芥川も侍の自殺を真相として、この小説を書いたのではないかと思えてならない」と結んでいる(雅)    
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 法医学から小説やドキュメントの死体を見る, 2005/7/30
By 
佐藤さえ (岩手県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 「藪の中」の死体 (単行本)
 森村誠一 「精神分析殺人事件」
 横溝正史 「犬神家の一族」
 芥川龍之介 「藪の中」
 エドガー・アラン・ポー 「マリー・ロジェエの怪事件」
 谷崎潤一郎 「鍵」 
 松本清張 「日本の黒い霧」(帝銀事件)
 矢田喜美雄 「謀殺 下山事件」
 宋慈  「洗冤録」

 つい最近のものから13世紀の本まで、いろいろな本に法医学の目が向けられ解説されています。
 「死体そのものを分析して、謎を解いていくことに重点を置く。」
ことによって、それぞれの本が別の側面を見せてくれます。
「つくば母子殺人事件」
「ジョンベネちゃん事件」
「和歌山毒物カレー事件」
など
小説の中でおこる事件に類似した、実際の事件も間に語られ、とても興味深い本でした。

 法医学専門の作者と、心理学者が、未解決事件について、それぞれの立場から犯人像を分析していくと
一致してくることが多く、分析どおりの犯人が後に逮捕されることがほとんど。
 実際検死の際、口の中を脱脂綿でぬぐい、めだかのはいったコップにいれて、メダカが死ぬかどうか(生物テスト)で急性毒物の判断をした。
といった話も折り込まれ読み応えがありました。
「帝銀事件」や「下山事件」についての作者の見解は、うなずかされるものがあります。
 原作そのものを読んだことがなくても、解説がていねいで楽しめます。
とても面白かったです。

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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 もと監察医が見た、ミステリー作品の中の犯罪はいかに?, 2005/5/23
レビュー対象商品: 「藪の中」の死体 (単行本)
事件が迷宮入りすることを「藪の中」と言うが、その語源が芥川龍之介の同名小説からきているとは知らなかった。著者は「藪の中」だけではなく、谷崎潤一郎、森村誠一、横溝正史そしてエドガー・アラン・ポーの作品にも、監察医としての目を鋭く向けている。また、今までに起こった注目すべき事件にも、専門家としての意見を述べている。読んでいて面白かった。
これからますます多種多様化するであろう犯罪。たった一つしかない真実を見極める監察医の必要性が、より求められていくに違いない。
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