本書を読むと、どんな人間も、いつかは死ぬという、
当たり前の事実を再認識させられる。
「明日が結婚式だとう夜にでも、人は不慮の事故で死んだりもするのです。
自分の帰りを待つ家族がいる家路の途中でも、心臓発作で亡くなることがあるのです。
さらには多くの友人たちの笑顔を信じられずに、自ら命を絶つという究極の選択をしなければならない青春もあるのです。」(216頁)
人間は、必ず死ぬ。そして、いつ死ぬのか、本人には分からない。
私も本書を読むまで忘れていたが、これは、冷厳たる事実である。
そうであるのなら、「死後の儀式」である葬儀も、ゆるがせにはできまい。
少なくとも、予備知識だけでも得ておく必要があろう。
本書は、葬儀を滞りなく行うための、親切な道案内でもある。
広く一読を勧めたい。