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「英語が使える日本人」は育つのか?―小学校英語から大学英語までを検証する (岩波ブックレット)
 
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「英語が使える日本人」は育つのか?―小学校英語から大学英語までを検証する (岩波ブックレット) [単行本]

山田 雄一郎 , 斎藤 兆史 , 大津 由紀雄
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「学校で十年やっても、使えない」。世間の不満と経財界の要望に押され、近年英語教育の強化が叫ばれている。小学校英語の導入、高校での授業改革等々、これらの改革は何をもたらすのか。真に目指すべき「ことばの教育」とは。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 雄一郎
1945年広島県生まれ。広島大学教育学部大学院修士課程(英語教育学専攻)修了。広島修道大学人文学部教授。シドニー大学教育学部、レディング大学応用言語学センターで外国語教育学を学ぶ。その後、ニューヨーク、ロンドン、パリ、イスタンブールなどにおいて研究活動。専門は、外国語教育学、言語政策論

大津 由紀雄
1948年東京都生まれ。立教大学卒業後、英語教育改革の夢を抱いて、東京教育大学へ学士編入。同大学院修士課程を修了後、マサチューセッツ工科大学にてPh.D.(言語学)を取得。慶應義塾大学言語文化研究所教授。専門は、言語の認知科学

斎藤 兆史
1958年栃木県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科英文学専門課程修士課程修了、インディアナ大学英文科修士課程修了。ノッティンガム大学英文科博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は、英語教育・学習論、英学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 69ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2009/2/6)
  • ISBN-10: 4000094483
  • ISBN-13: 978-4000094481
  • 発売日: 2009/2/6
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.4 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By タケ
形式:単行本
問題提起としては意味のあるものになっていますが、あまりにもまとまりの悪い本になっていて大変残念。
この手の本としては、著者の一人っである山田 雄一郎が書いている「英語教育はなぜ間違うのか」がお勧め。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 萩原 湖太郎 トップ500レビュアー
形式:単行本
 3人の論者による、文部科学省「『英語が使える日本人』の育成のための戦略構想」批判。「日本人は英語が使えるようになるか否か」を論じた本ではなく、経済界と語学産業界からの強い要望に応えるかたちで文部科学省の進めている学校英語教育強化路線に異を唱える内容。

 3人の危機感は深刻で、理念無き日本の英語教育政策がこのまま進められれば、日本人の言語運用力は無茶苦茶なことになってしまうという(「まさかそんなことになるはずがない」と誰もが思っている「日本語ができない日本人」が本当に生まれ得ると考えているようだ)。3人が目指しているのは、「英語を身につけるのは簡単なことではない」という、自明でありながら多くの人々が受け容れるのを拒む大前提を徹底的に知らしめること。世間を味方につけることによって、文部科学省が既定路線として進める政策に歯止めをかけることを目論んでいる。

 冒頭で山田が激しくアジった後、それぞれの提言が示される。それらの提言をテーマとして繰り広げられる3人の鼎談が本書の大部分を占めている。3人の共通意見としては、英語教育よりも「ことばの力」を伸ばす教育を優先すべきこと、学校教育現場ですぐに使える教材の開発を急ぐこと、英語教員の養成・研修制度の改革も視野に入れること、等々。

 装丁もお洒落で、この薄さ。関心のある人ならサッと一読できるだろう。まさにそういう本を目指したのだろうが、いささかサラッとし過ぎのような気もする。特に3者の意見は、当人にとっては三者三様なのだろうが、私のような門外漢から見れば非常に似通っている。基本的な問題の捉え方が共通しており、互いの意見交換においても「その通りだと思います」とすぐに収束してしまう3者の鼎談には、悪く言えば「仲良しグループ」の放つ甘さが感じられた。鼎談という形式をとらず、論点を整理した上で、3人の主義主張を簡潔に示した方が良かったのではないかと思う。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書の中で論じられている個々の提案については、私なりに色々と賛否もあるが、ともかく素晴らしく真面目で誠実な、英語教育に対する問題提起の書であることはまちがいない。英語教員・英語教員を目指す学生たち・小中高校生の子を持つ父兄の方々をはじめとして、一人でも多くの人々に読んでいただきたい本である。本書を読んでその内容をよくかみしめ、冷静に日本の現状を考えるならば、口先だけの英語教育改革論や流行に流された実用英語論の軽薄さがよくわかることだろう。
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