内容紹介
「船、山にのぼる」はダムに沈む村をテーマにPHスタジオが12年間取り組んだプロジェクト。ダム工事で廃棄される木材を用いて造られた60mの筏状の船をダム完成時の試験湛水の水位差を利用し、山のてっぺんに移動させた。地域住民が自力で取り組んだ巨大な老木の移設のプロジェクトとともに、本田孝義氏の手により映画化された話題のドキュメンタリーが、ついにDVD化。
たくさんの木が、 船になって森に帰るまでの話
広島県北東部の山々に囲まれた旧三良坂・吉舎・総領の3町にまたがる灰塚地域。ここにダム建設の話が持ちあがったのが40数年前。長い建設反対運動を経て美しいダム湖を残すためにダムエリアの再建が始まりました。それが「灰塚アースワークプロジェクト」です。そのひとつがPHスタジオの「船をつくる話」。ダムの建設で20万本の木々が消えることを聞いた建築家と美術家と写真家からなるユニット・PHスタジオは"森の引っ越し"をテーマとしたプロジェクトを思いつきます。伐採される木で60メートル大の船をつくり、山のてっぺんに移動させる壮大な計画。
それが12年にわたる大仕事の始まりでした。映画はこのアートプロジェクトを静かに見守ります。
DVD特典:予告編、小冊子(40P)英語字幕版も収録(リージョンオール、NTSC)
「船、山にのぼる」(ドキュメンタリー映画)
製作 ビジュアルトラックス /戸山創作所
監督 本田孝義
プロデューサー 伏屋博雄
撮影 本田孝義、 林 憲志、 濱子 正
編集 本田孝義
音響構成 米山 靖
音楽 風の楽団
ナレーター 川野誠一
支援 文化庁
2007年制作
提供:戸山創作所
出演者について
PHスタジオは、1984年発足の、美術+建築+写真家からなるユニット。美術館やギャラリーでの展覧会、野外でのプロジェクト、建築設計等、多岐にわたる。メンバーの一部が、横浜のアートスペースBankART1929(BankART Studio NYK)の運営に立ち上げから関わっている。