「わら一本の革命」の福岡正信をNHKディレクターである金光寿郎が取材したものをまとめた本。そういった構成なので、いきなりこの本で福岡正信を知った人はちょっと面食らうかもしれない。ある意味、コレクター向けの本ともいえよう。しかし、それであるからこそ、金光氏に誘導されて福岡氏の本音、というか本当に考えていることが見えたりもする時もあり興味深い。「教育無用論の教育を徹底的に進めれば、子供は生まれながらにして絵描きであるし、詩人であるし、歌人で、平和主義者です」、「いまの守護霊とか、祈ったら助けてくれるとか、とんでもない話です」、「人間というのは、生きているこの世は解釈できるけれど、死の世界は知りません。だから、半分しか知らないんです」・・等。金光氏に乗せられて出てくる福岡氏の発言の数々に、ハッとさせられ、その考えに引きこまれ、あっという間に読み終わってしまう。5☆の内容であるとは思うが、「わら一本の革命」を先に手にとってもらいたいという思いから4☆の評価にしています。