「自己啓発」は胡散臭いと思う人と、やってみようと思う人の気持ちはどう違うのだろう。
いわゆる「規制を緩和し、世の中に自由をつくった」つまり、社員を解雇する際の規制を緩和し、
会社に首を切る自由を与えた小泉純一郎、竹中平蔵コンビ、自己啓発特需の勝間和代が
その論拠とするサミュエル・スマイルズの『自助論』誤読を笑う。
つまり
・自助とは利己のことではない
・自助は相互扶助と両立する
・自助は成功のためにやるものではない
・自助とは人格を作ることである
・自助とは個人の尊厳を打ち立てることである
物理学者の竹内均氏訳の『自助論』は抄訳で好きなところだけ訳しているだけだから、
本意が歪められている。いわば『超訳 ニーチェの言葉』と同じ。
自助論の本物は『自助論 西国立志編 上―努力は必ず報われる』 (教養の大陸BOOKS) サミュエル・スマイルズ/中村 正直
であるが訳が明治4年で文章が硬い。
『みずから運命の扉を開く法則―自助論Self‐Help 完全現代語訳 』サミュエル スマイルズ、Samuel Smiles、 齋藤 孝
というのもあるが、これは誤訳だらけで酷い。
いっそのこと原文で読むか。